Windows 11でタスクバーを移動できる標準機能、復活は当面期待できない
生産性向上に役立つ最新OSでありながら、Windows 11にはWindows 10から失われた機能が少なくありません。Microsoftはスタートメニューへのフォルダー表示や、複数モニターでの日付・時刻表示など、着実に機能を追加し続けてきました。しかし依然として実装されていないのが、タスクバーを画面の上部や左右に移動できるという、根強く要望されている機能です。
Neowinが報じたところによると、この問題は最近YouTubeで開催されたMicrosoftのAMA(質疑応答)セッションでも議論のテーマとなりました。そして同社は、この強く要望されている機能が、当面の間Windows 11にネイティブな形で搭載されることはないだろうことを示唆したようです。
移動機能を省いた理由とは
動画の10分頃の部分で、タスクバーについて尋ねられた、MicrosoftのWindows Core Experiences部門でプロダクト責任者を務めるTali Roth氏は、Windows 11でユーザーによるタスクバー移動を許可しないという決定を擁護するような発言をしました。その理由として挙げられたのは、ユーザーのワークフローを混乱させる恐れがあることや、開発者側のアプリがそれに応じて手動で調整する必要があることといった課題です。
これはおそらく事実なのでしょう。Paul Thurrott氏が指摘しているように、AMAに参加した別のメンバーも、MicrosoftはWindows 11のためにタスクバーのコードを完全に書き直す必要があったことに触れていました。その結果として、タスクバーを移動する機能は失われたといいます。だからこそ、ユーザーからのフィードバックが必要になったわけです。
「少数派の要望」だという見解
フィードバックといえば、Roth氏はWindows 11における機能需要に関するデータにも言及しました。Microsoftが把握している限りでは、タスクバーを移動したいと望んでいるのはごく一部のユーザーにとどまっており、現在はより重要な事項に注力しているとのことです。これは、主にWindows愛好家によって投稿されているFeedback Hubに、タスクバー移動の要望が大量に寄せられている状況とは対照的です。彼女は次のように述べています。
今後の展望は不透明
タスクバーに関する議論の締めくくりとなったのは、Microsoftが将来この機能をWindowsに復活させるのかどうかという点でした。同社はユーザーの声に耳を傾けているものの、すぐさま具体的な行動を起こすつもりはない様子です。Roth氏によれば、現時点で確約できることは何もないということでした。
というわけで、どうしてもWindows 11でタスクバーを移動したい場合には、Start11のようなサードパーティ製ツールを使い続けるしかなさそうです。Start11なら、タスクバーを問題なく移動できるだけでなく、Windows 11で失われたもう一つの機能である「タスクバーアイコンのグループ化解除」にも対応しています。
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