【Windows 10・8・7】管理者以外のユーザーにのみグループポリシーを適用する手順
グループポリシーエディターは、主にユーザーアカウントやコンピューターアカウントの作業環境を管理するためのツールです。Windowsのさまざまな設定を構成でき、Active Directory環境においては、オペレーティングシステム、ユーザー設定、アプリケーションを一元的に管理・構成することが可能です。
言い換えれば、グループポリシーとは、ユーザーがWindowsパソコン上で何ができて、何ができないのかを定義・管理する仕組みです。しかし場合によっては、ドライブへのアクセスを非管理者に制限するなど、特定のポリシーを追加したい場面もあるでしょう。
そのような場合には、Microsoft Management Console(MMC)でスナップインを作成し、非管理者のみにグループポリシーを適用する必要があります。
本記事では、Windows 10、8、7において、管理者以外のユーザーにのみグループポリシーを適用する具体的な手順を詳しく解説します。
注意: 手順はWindows 10、8、7で共通です。また、これらの手順はWindows Homeエディションではご利用いただけません。
Windows 10・8・7で非管理者のみにグループポリシーを適用する方法
作業を進めるには、管理者としてWindowsにログインする必要があります。標準ユーザーにはグループポリシーオブジェクトへの完全なアクセス権限がないためです。
通常のグループポリシーエディターでは、非管理者を制限するポリシー変更を行うことができません。そのため、Microsoft Management Consoleからローカルグループポリシーのスナップインを作成します。以下の手順に従ってください。
ステップ1:MMCを起動する
「Windows」キーと「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「mmc」と入力してEnterキーを押すか、「OK」をクリックします。

補足: 検索バーに「mmc」と入力し、「Microsoft Management Console」をクリックすることでも起動できます。

ステップ2:スナップインの追加と削除を開く
画面左上にある「ファイル」メニューから「スナップインの追加と削除」をクリックします。ショートカットキーの「Ctrl」+「M」でも同じウィンドウを開くことができます。

ステップ3:グループポリシーオブジェクトエディターを選択
左側のペインから「グループポリシーオブジェクトエディター」を見つけて選択し、「追加」をクリックします。

ステップ4:グループポリシーオブジェクトの選択
「グループポリシーオブジェクトの選択」ウィンドウが表示されます。すべての非管理者アカウントを対象にするには、「参照」ボタンをクリックします。

ステップ5:Non-Administratorsを選択する
「ユーザー」タブをクリックし、ローカルグループポリシーに対応したローカルユーザーとグループの中から「Non-Administrators(非管理者)」を選択します。「OK」をクリックして確定しましょう。

ステップ6:選択を完了する
「グループポリシーオブジェクトの選択」ウィンドウに戻ったら、「完了」をクリックします。

ステップ7:スナップインを保存する
カスタム設定のスナップインが追加されました。このスナップインは保存しておけば、必要なときにいつでも再利用できます。「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択してください。

ステップ8:保存形式を確認して保存
任意の場所にスナップインを保存し、分かりやすい名前を付けることができます。保存形式が「*.msc」(Microsoft Management Consoleファイル)になっていることを確認し、「保存」をクリックして完了です。

ステップ9:作成したスナップインを使う
保存が完了すると、このスナップイン(ここでは例として「コンソール1」)を使って、管理者以外のすべてのユーザーにグループポリシー設定の変更を適用できるようになります。使用する際は、保存したスナップインファイルを探してダブルクリックで起動します。

ステップ10:MMC内でスナップインが起動
Microsoft Management Console内でスナップインが起動します。

操作方法は通常のグループポリシーエディターと同じです。変更したいポリシーを見つけてダブルクリックすれば、ポリシー設定を編集できます。
なお、これらの手順は特定の個別ユーザーに対してポリシー設定を変更する場合にも活用できます。その場合は、ステップ5で「Non-Administrators」の代わりに該当するユーザーを選択するだけでOKです。
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