Windows 10のスタートメニューに新しい電源オプション「サインイン後にアプリを再起動」が追加される
長年にわたり、Windowsのスタートメニューに用意されていた電源オプションは「再起動」「シャットダウン」「スリープ」のごくわずかな選択肢だけでした。しかし、ついにMicrosoftが新しいオプションの追加に踏み切ろうとしています。これは、PCを再起動した後にすぐ作業へ戻りたいユーザーにとって、非常に便利な機能となりそうです。
Windows 10に追加される新しい電源オプションとは
海外メディアWindows Latestによると、この新オプションはWindows 10のプレビューチャンネル(Insider Preview)ですでに確認されています。その名称は「サインイン後にアプリを再起動(Restart apps after signing in)」。名前の通り、サインイン後にアプリを自動的に再起動させるための設定です。
実は一部のWindows 10アプリには、PCの再起動前に開いていた状態を記憶して復元する仕組みが組み込まれています。ただし現時点では、この機能を有効化するまでの手順がやや分かりにくく、その存在自体を知らないユーザーも少なくないのが実情です。
スタートメニューに追加される新しいオプションを使えば、クリックひとつでこの機能のオン/オフを切り替えられるようになります。有効にしておけば、アプリを開いたままPCをシャットダウンしたり再起動したりしても、対応アプリが自動的に状態を保存してくれるのです。
このトグルオプションは、大規模なデザイン刷新を伴う「Sun Valley」アップデートとともにリリースされる予定です。Sun ValleyはWindows 10の外観を根本から作り直すようなビジュアル面の大型更新であり、今回の機能はその中のほんの一部にすぎません。
ところが実は、この機能は今すぐでも利用可能です。今回の更新は単にスタートメニューからオン/オフを切り替えられるようにするだけで、機能そのものはすでにWindows 10バージョン20H1の正式版に搭載されています。
今すぐ有効化したい場合は、「スタート」ボタンをクリックし、歯車アイコンの「設定」を開いて「アカウント」→「サインイン オプション」と進みます。画面を下にスクロールすると「再起動後のアプリ(Restart apps)」という項目があるので、トグルスイッチをオンにすれば設定完了です。
既存機能に加わる新しい切り替えスイッチ
スタートメニューに新しいオプションが追加されるものの、その基盤となる機能自体はすでに誰でも利用できる状態にあります。それでも、スタートメニューにトグルが設置されることで、これまで気づかずにいた世界中のユーザーの目に留まり、利用者が大きく広がることは間違いないでしょう。
まだWindows 10の各種電源オプションを十分に活用できていないのであれば、一度じっくり確認してみることをおすすめします。ノートパソコンのバッテリー駆動時間を延ばすなど、システムを細かくチューニングできる可能性がぐっと広がります。
画像クレジット:Hadrian/Shutterstock.com
-
Windows 10の新機能「フォーカスアシスト」の使い方を徹底解説
Windows 10 Spring Creators Update(2018年4月アップデート)がついに登場しました。このアップデートには、Windows 10のパフォーマンスを大幅に向上させる魅力的な機能が多数搭載されています。新しい「タイムライン」機能からMicrosoft Edgeでのタブミュート機能まで、開発者たちはWindows 10をより快適にするために多大な努力を重ねてきました。 その中でも特に便利なのが「フォーカスアシスト(Focus Assist)」です。以前のWindowsにあった「サイレントモード(Do Not Disturb)」を覚えていますか? フォーカスアシストはそ
-
Windows 10の「パワースロットリング」機能を活用してノートPCのバッテリー消費を抑える方法
人間が食事を必要とし、車が燃料を必要とするように、私たちのデバイスもバッテリーを必要とします。タブレットやノートパソコンなど、私たちの時間の多くはデバイスとテクノロジーとともに過ごされています。そんな中で最も厄介なのが「バッテリー残量が少なくなっています。すぐに電源に接続してください」というメッセージではないでしょうか。とはいえ、これをデバイスのせいにすることはできません。 Windows 10の環境は誰もがよく知っていますよね。MicrosoftはWindows 10に高度な検出システムを組み込んでおり、バックグラウンドで動作するアプリケーションを監視し、CPUを低電力状態に切り替える仕組み