Hotspot Shield徹底レビュー:軍事級のセキュリティと圧倒的な使いやすさを両立するVPN
VPNの利用を考えているものの、何から始めればよいかわからない——そんな方は多いのではないでしょうか。単にインターネットに安全に接続してプライバシーを守りたい、あるいはNetflixの地域制限を回避したり、トレントを匿名でダウンロードしたいだけかもしれません。
選択肢が多すぎて迷っているなら、シンプルなVPNクライアントこそが必要なものです。そして「Hotspot Shield(ホットスポット・シールド)」は、まさにその答えになり得る存在です。
Hotspot Shield VPNの料金はいくら?

仮想プライベートネットワーク(VPN)は、今やインターネット接続においてほぼ必須と言えるツールです。PCやスマートフォンとVPNサーバー間で送受信されるデータを暗号化することで、オンライン上のプライバシーは飛躍的に高まります。
AnchorFree社が提供するHotspot Shieldは、6億人以上のユーザーに利用されており、Windows版とmacOS版ではトップ5アプリ、Android版とiOS版でもトップ20に入る人気を誇ります。料金プランは以下の通りです。
- 月額プラン:12.99ドル/月
- 6か月ごとの支払い:8.99ドル/月
- 2年プラン:2.99ドル/月
このほかに無料版も用意されており、こちらは暗号化以外の機能が省かれたシンプルな仕様です。
Hotspot Shieldでできること
どの有料プランを選んでも、提供される機能は共通です。では具体的に何ができるのでしょうか。
- 軍事級の暗号化(TLS 1.2と完全前方秘匿性(ECDHE)、128ビット/256ビットAES GCMデータ暗号化技術)
- 無制限の帯域幅
- 広告なしの快適なブラウジング
- 25か国・2,500台以上のサーバーへのアクセス
- 最大5台のデバイス同時接続
- 24時間365日対応のライブテクニカルサポート
要するに、地域ブロックを回避しながら、世界中のどこにあるサーバー経由でも、好きなだけ安全にプライベートなネット利用が可能というわけです。
さらにHotspot Shieldは、Netflixの地域制限回避やBitTorrentネットワークでのファイル共有にも対応しています。
Hotspot ShieldでNetflixを見る
ジオ制限(地理的制限)により、Netflixで視聴できる映画やドラマのラインナップは国や地域によって異なります。これらの制限を回避して別の地域のコンテンツを楽しむ方法は、実質的にVPNしかありません。
Hotspot Shieldはこれに対応していますが、執筆時点では米国のバーチャルサーバーのみが対象でした。また、動作させるまでに何度か試行錯誤が必要でした(一度別のサーバーに切り替えてから戻す必要がありました)。それでも最終的には、英国アカウントから米国版Netflixの一部コンテンツを楽しめるようになりました。
なお補足しておくと、Netflixにはアクセスできても、BBC iPlayerは視聴できない点には注意が必要です。
Hotspot Shieldでトレントをダウンロードする
幸い、BitTorrent経由でデータをダウンロードする場合(世間のイメージとは裏腹に、BitTorrent自体は違法ではありません)、そうした面倒な操作は一切不要です。普段使っているBitTorrentクライアントを起動し、Hotspot Shieldを有効にしたまま通常どおりダウンロードするだけです。IPアドレスは隠蔽され、識別情報は共有されず、無制限の帯域幅のもとで100%の匿名性が保たれます。トレント用途には理想的です。
Hotspot Shieldで全デバイスをVPN保護
前述のとおり、Hotspot Shieldは5台のデバイスを同時に保護できます。対象はパソコンだけではありません。Windows、macOS、Android、iOS向けアプリに加え、Chrome拡張機能も用意されています(Linuxユーザーにとっては専用クライアントがない代わりに便利な存在ですが、フルクライアントのダウンロードをしつこく促される傾向があります)。
つまり、自宅はもちろん、カフェやショッピングモール、電車内などの公衆Wi-Fiに接続しているときも、常に保護されるのです。
公衆Wi-Fi経由でのネット閲覧にVPNを使うことの重要性は、いくら強調してもし足りません。モバイル回線が使えず公衆Wi-Fiに頼るしかない状況なら、VPNは必須の存在だと言えます。
Hotspot Shieldの簡単インストールとセットアップ
本レビューの後半で、Hotspot ShieldがトップクラスのVPNである理由を詳しく見ていきますが、その前に、インストールと使用がどれほど簡単かを確認しておきましょう。

専用のダウンロードページから入手できます(Windowsユーザーには無料版へのリンクも表示されます)。「Get Premium(プレミアムを入手)」をクリックすると登録手続きが始まり、ほどなくしてアプリのダウンロードが開始します。まず無料版を試してみて、気に入ったらプレミアムへ切り替えることも可能です。
Hotspot Shieldを起動したら、ウェブサイトで作成したアカウント情報でサインインするだけ。接続を開始するボタンが配置されたシンプルなユーザーインターフェースが表示されます。サーバーの変更も可能で、アプリがサーバーを自動選択し、ユーザーはロケーション(接続地)を選ぶ仕組みです。
ハンバーガーメニューからは、アカウント詳細、ヘルプ画面、そして便利な「設定」にアクセスできます。設定では、Windows起動時にHotspot Shieldを自動起動するかどうかを指定できるほか、IPリーク防止オプション(DNSリーク対策、後述)も用意されています。さらに、安全・安全でないWi-Fiネットワークへの接続時にHotspot Shieldを自動起動する設定や、VPNが利用不能になった際に通信を遮断するキルスイッチ機能も備えています。
設定項目は網羅的とは言えませんが、洗練されたUIのおかげで非常に扱いやすい仕上がりです。
モバイル版Hotspot Shield



Android版アプリも検証しました。こちらにはマルウェアスキャナー機能も搭載されています。デスクトップ版との違いはごくわずかですが、設定画面にはスマートフォンがスリープモード中にVPNを無効化するオプションがあります。また、モバイル回線およびWi-Fiネットワーク接続時にHotspot Shieldを自動的に有効化する設定も可能です。
Hotspot Shieldのログ(記録)ポリシーは?
多くのVPNに共通する懸念材料が、ログ(通信記録)への姿勢です。オンライン活動を記録されているようでは、VPNによるプライバシー保護は実質的に意味をなしません。そのため、多くのVPN事業者はサービスの透明性を示すことに力を注いでいます。
Hotspot Shieldのプライバシーポリシーによると、同社はユーザーのIPアドレスを収集し、暗号化して保存しますが、それは「VPNセッション中のみ」に限定されます。アプリの使用状況やサイト訪問履歴は特定のユーザーに紐付けられず、次のように明言されています。
「当社はお客様のオンライン活動のログを保持せず、お客様が使用するドメインやアプリケーションを、お客様自身・デバイス・メールアドレスと紐付けることは決してありません。」
詳細については、Hotspot Shieldの公式プライバシーポリシーをご確認ください。
Hotspot ShieldはDNSリークを起こすのか?
プライバシーを脅かすのは、プロバイダ(ISP)による記録だけではありません。先述のアプリ内「IPリーク防止」設定を覚えているでしょうか。これはVPNソフトウェアからIPアドレスが漏洩しないようにするための機能です。いわゆる「DNSリーク」と呼ばれる現象で、VPN事業者にとってはサービスの存在意義を根本から覆しかねない重大な問題となります。

Hotspot ShieldのIPリーク防止機能がこの問題に対処できているかを確かめるため、複数のDNSリークチェックサイトで検証を行いました。
テストでは、まず米国サーバーに接続し、ipleak.netにアクセスしました。その結果、ISPから割り当てられたIPアドレスも所在地もうまく隠蔽されていることを確認。続いてdnsleak.comや競合各社のDNSリークチェックツールでも検証したところ、同じ結果が得られました。Hotspot ShieldにはDNSリーク対策が確実に備わっています。
Hotspot Shieldは高速なVPNなのか?
VPNには避けられない弱点があります。それは通信速度の低下です。VPNクライアントはリクエストを暗号化してVPNサーバーへ送信し、以降の通信はそのサーバー経由で行われるため、手順に余計なステップが一つ加わる形になります。
そのため、速度維持に苦労するVPNも少なくありません。幸い、Hotspot Shieldはその例外のようです。speedtest.netでテストしたところ(テストサーバーがVPNサーバーと同じ地域になるよう配慮しました)、速度低下はごくわずかに留まりました。
まず、VPN未接続時の測定結果がこちらです。

ご覧のとおり、Hotspot Shield接続時はPing値がかなり上昇するものの、ダウンロード・アップロード速度には大きな差がありません。

補足すると、1枚目の画像はVPN非接続状態で英国国内のある地点から別の地点への速度を測定したもので、2枚目は米国のVPNサーバー経由で米国のスピードテストサーバーにアクセスし、結果が英国へ戻るまでの速度を示しています。
結論として、Hotspot Shieldは高速なVPNサービスだと言えます。朗報ですね!
Hotspot Shieldはあなたに合ったVPNか
VPN選びは難しいものです。しかし幸い、Hotspot Shieldならその悩みを一挙に解決できます。提供されるのは以下の通りです。
- 手頃な価格設定
- 軍事級の暗号化と無制限の帯域幅
- ノーログ運用
- Netflixのジオ制限回避
- DNSリーク対策
- 高速通信
- 簡単なインストール
シンプルなユーザーインターフェースも大きな魅力で、VPNサーバーの切り替えがとても簡単です。まだVPNサービスを使ったことがない方や、既存のアプリに戸惑っている方には、Hotspot Shieldがぴったりでしょう。
それでもVPN選びに迷いがある場合は、おすすめVPNサービスのランキング記事もぜひ参考にしてください。
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