無制限で使える無料VPNおすすめ3選|知っておきたい隠れたコストとは
VPNを利用するメリットはよく知られています。日々の作業環境にVPNを取り入れようと考えたとき、まずは無料のサービスから試してみたいと思う方も多いでしょう。しかし、多くの無料VPNにはデータ通信量の上限が設けられているため、「無制限で使える無料VPN」を探すことになります。
本記事では、帯域幅に制限のかからないおすすめの無料VPNを3つご紹介します。無料VPNには大きなリスクが伴うことも少なくないため、それぞれのサービスに潜む「隠れたコスト」についても詳しく解説していきます。
注意: 以下の速度テストの基準として、執筆時点でVPN未使用の状態でSpeedtest.netを計測した結果は、Ping 11ms/ダウンロード 30.21Mbps/アップロード 11.23Mbpsでした。
1. ProtonVPN
- 公式サイト: ProtonVPN Free
- 対応プラットフォーム: Windows、macOS、Android、iOS向けネイティブアプリ。LinuxはOpenVPN経由で利用可能
- 本当に無料?: はい。有料プランも用意されていますが、無料プラン単体で完全に利用できます
- 隠れたコスト: 無料プランで選べるサーバーはアメリカ、オランダ、日本の3か国のみ。無料サーバーへの負荷集中により速度が低下する可能性あり。同時接続は1台のデバイスまで
- プライバシー: 公式サイトには「ProtonVPNはログを記録しないVPNサービスです。私たちはあなたのインターネット活動を追跡・記録しないため、第三者にその情報を開示することはできません」と明記されています。広告表示も一切なし
- セキュリティ: 接続はAES-256で暗号化。PPTPなど安全性の低いVPNプロトコルを採用したサーバーは存在しません。全接続にDNSリーク対策が含まれ、キルスイッチ機能も選択可能
- 測定速度: Ping 80ms/ダウンロード 24.65Mbps/アップロード 10.55Mbps。接続中のブラウジングは快適でした
- こんな人におすすめ: VPNに費用をかけたくないけれど、プライバシーを尊重する高品質なツールを求めている方
ProtonVPNは、プライバシー重視のメールサービス「ProtonMail」を手がける同じチームによって開発されたサービスです。その運営方針は「有料ユーザーが無料ユーザーを支える」という仕組みになっており、広告の表示や閲覧履歴の販売は行われていません。多くの無料VPNには疑わしいプライバシー慣行が見られますが、ProtonVPNであれば安心して使えると言えるでしょう。
無料プランで利用できる3か国のサーバーは地理的にうまく分散されており、接続に困ることはまずありません。さらに同社は、強固なプライバシー保護法制で知られるスイスに拠点を置いています。より多くの機能が必要になった場合は、他地域のサーバー、高速通信、追加セキュリティなどを含む有料プランへのアップグレードも検討してみてください。
2. Betternet
- 公式サイト: Betternet
- 対応プラットフォーム: Windows、macOS、Android、iOS、Chrome
- 本当に無料?: はい。有料プランもありますが、無料で利用可能です
- 隠れたコスト: 広告収益モデルのサービス。デスクトップアプリでは広告は確認されませんでしたが、モバイル版では接続・切断時に動画広告の視聴を求められることがあります。無料プランでは選択できるサーバーが限られます
- プライバシー: プライバシーポリシーには「VPNセッション期間を超えてIPアドレスを保存・記録することはなく、切断後は常にIPアドレスを削除します」「オンライン活動のログは保持しません」と記載されています。無料プランではアカウント登録も任意です
- セキュリティ: 全トラフィックがTLS 1.2および「128ビット/256ビットAES暗号化」で保護されます。ただし、どちらの鍵長が使われるかは明示されていません
- 測定速度: Ping 20ms/ダウンロード 24.83Mbps/アップロード 1.26Mbps。数字ほどの性能は感じられず、体感速度はProtonVPNより明らかに遅く感じました
- こんな人におすすめ: アカウント登録なしで手軽に一時的な接続を確保したい方。ただし柔軟性は低く、広告の印象は良くありません
Betternetも無制限の無料VPNの一つですが、広告ビジネスモデルである点こそ、私たちが「無料VPNは避けるべき」と主張する最大の理由です。無料プランはアクセスできるサーバーが少なく、機能面でかなり制限されています。登録の手間をかけずに急いでVPNが必要な場面では役立ちますが、日常的に使い続けるサービスとしてはおすすめできません。
また、インストール直後に支払い情報と引き換えにプレミアム版の無料トライアルへ誘導される点にも注意が必要です。プレミアム版は対応地域の増加、高速接続、広告非表示などの特典がありますが、それなら後述するような評価の高い有料VPNを選ぶ方が賢明でしょう。
3. Opera VPN
- 公式サイト: Opera
- 対応プラットフォーム: Windows、macOS、Linux、Android版Operaブラウザに内蔵
- 本当に無料?: はい。Operaは有料プランを一切提供していません
- 隠れたコスト: デスクトップとAndroidのOperaブラウザ内でしか動作せず、iOSには非対応。設定の自由度が低く、厳密にはVPNではなくプロキシに分類されます
- プライバシー: Operaのプライバシーポリシーには「内蔵VPNサービスのご利用時に、閲覧活動や発信元ネットワークアドレスに関する情報を記録することはありません」と明記されています
- セキュリティ: AES-256で暗号化
- 測定速度: Ping 115ms/ダウンロード 24.04Mbps/アップロード 10.41Mbps。テストではBetternetより体感速度が大幅に上回りました
- こんな人におすすめ: 追加ソフトのインストール不要で、Operaユーザーならブラウザ内からワンクリックでVPN接続できる手軽さが魅力
Operaの大きな特長の一つが、長年にわたって搭載されてきた「無制限データの無料内蔵VPN」です。ブラウザユーザーなら誰でも数クリックで有効化でき、ブラウザ内の通信を保護できます。設定 > 詳細設定から「VPNを有効にする」スイッチをオンにし、あとはアドレスバーの「VPN」ボタンをクリックするだけです。
接続地域は「アメリカ」「ヨーロッパ」「アジア」の3つの大枠から選択できます。ただし、このサービスが保護するのはブラウザ内の通信のみであり、PC全体をカバーするわけではないため、正確には「真のVPN」ではなくプロキシに近い存在です。
ちなみにOperaは2015年にVPN企業のSurfEasyを買収し、ブラウザ統合型に加えてスタンドアロンのモバイルアプリも展開していました。しかし2018年にSymantecがSurfEasyを買収したことで、無料のOpera VPNモバイルアプリは提供終了となりました。現在のSurfEasyは無料プランで月500MBまでしか使えないため、本記事の候補からは外れています。
総じて、Opera VPNは制限こそあるものの、すでにOperaブラウザを使っている方にとっては嬉しいおまけ機能と言えます。ただしデスクトップ環境での本格的なVPNソリューションにはなり得ず、iPhone・iPadユーザーは利用できません。過去には情報漏えいによるセキュリティ懸念が指摘されたこともあります。
無制限かつ無料のVPN――実は選択肢は非常に少ない
VPNの活用は重要ですが、残念ながら「無料かつ無制限」という条件を満たすサービスは、今回紹介した程度しか存在しません。TunnelBearやHotspot Shieldなども無料プランを提供していますが、月間データ量に上限が設けられています。
忘れてはならないのは、こうしたサービスも何らかの形で収益を上げなければ存続できないという点です。利用料を支払っていない場合、収入源は通常「広告表示」か「閲覧データの販売」のどちらかです。ほとんどの人がVPNを使う目的は、自分の閲覧データを第三者の目から守ることにあるはず。だとすれば、そのデータを収集される仕組み自体が、VPNを利用する意味を根本から損なってしまうのです。
質の高いVPNプロバイダーを選ぶ際には、本記事で扱わなかった要素も数多くあります。運営企業の所在国、カスタマーサポートの充実度、トレントやNetflixとの相性、過去のセキュリティ事故の有無などがその例です。無料VPNの場合、そもそも選択肢が極端に少ないため、今回はこれらの観点については割愛しました。
以上の3つの候補の中で、最良の無制限無料VPNとして断然おすすめなのがProtonVPNです。OperaのVPNはデスクトップでは真のVPNではなく、iOSにも対応しておらず、各種テストでの評価も今ひとつ。Betternetは3つの中で最も遅く、広告を表示する唯一のサービスです。ProtonVPNは利用できるサーバーが限られ、同時接続も1台までという制約があるものの、プライバシーへの強い姿勢、広告ゼロ、豊富な機能を兼ね備えています。
ただし、有料VPNは常に無料VPNを上回るということを覚えておいてください。有料VPNの導入を検討しているなら、プライバシー保護・パフォーマンス・柔軟性のすべてに優れたExpressVPNとCyberGhostを強くおすすめします。
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Macユーザー必見!おすすめ無料VPNサービス3選
macOSはオンライン活動において依然として比較的安全なOSとされていますが、決して完璧ではありません。新しく見つけたサイトにアカウントを作成してもデータが売却されない保証はありませんし、クレジットカード情報を漏らさずにネットショッピングを楽しみたい方にとっても、絶対的な安心は約束されていません。 VPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)とは、プライベートネットワークを公衆ネットワーク上に拡張する技術です。これにより、共有ネットワーク間でデータの送受信が可能になり、まるで直接接続しているかのように利用できます。例えば、海外にいながら米国版Netf
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【保存版】iPhone・iPadにおすすめの無料VPNアプリ10選
Appleはセキュリティに非常に力を入れており、その代表例こそがiPhoneです。iOSにはTouch IDやFace IDをはじめ、端末を守るための多彩な機能が搭載されています。しかし、どれほど堅牢な防御壁を備えていても、インターネットに接続した瞬間、データが盗まれたり、ハッキングされたり、通信を追跡されたりするリスクはゼロにはなりません。せっかくの高いセキュリティも台無しになりかねません。こうした脅威から確実に身を守るためには、iPhoneを含むすべてのデバイスにVPNを導入することが重要です。 モバイルデバイス上の暗号化されたデータを解読するのは簡単ではありませんが、ハッカーは別の抜け道