ネットワークセキュリティの年収はいくら?米国データで見る給与相場とキャリアの将来性
ネットワークセキュリティの給与は高いのか?
結論から言えば、ネットワークセキュリティ分野はIT業界の中でも比較的高い報酬が期待できる分野です。CIOの調査によると、サイバーセキュリティ専門職の平均年収は約55,600ドル。中には時給77ドルを稼ぐコンピュータセキュリティスペシャリストもおり、PayScaleの推計では平均年収は約74,000ドルに達します。ただし、勤務地によって給与に大きな差が生じる点には注意が必要です。
※本記事の金額はすべて米ドル(USD)であり、米国の調査データに基づいています。
職種別の給与相場
ネットワーク技術者の年収
上位層:年収71,000ドル(週給1,365ドル)
75パーセンタイル:年収58,500ドル(週給1,125ドル)
平均:年収50,514ドル(週給971ドル)
25パーセンタイル:年収40,000ドル(週給769ドル)
セキュリティ技術者の年収
上位層:年収68,000ドル(月給5,666ドル)
75パーセンタイル:年収58,000ドル(月給4,833ドル)
平均:年収50,164ドル(月給4,180ドル)
25パーセンタイル:年収41,000ドル(月給3,416ドル)
セキュリティシステム技術者の年収
上位層:年収60,000ドル(時給29ドル)
75パーセンタイル:年収51,000ドル(時給25ドル)
平均:年収43,712ドル(時給21ドル)
25パーセンタイル:年収35,500ドル(時給17ドル)
ネットワークセキュリティスペシャリストの年収
ZipRecruiterのデータによると、米国のネットワークセキュリティスペシャリストの年収は38,000ドルから153,500ドルと幅広く分布しています。しかし大多数(25〜75パーセンタイル)は78,500ドルから125,000ドルの間に位置し、上位10%は143,500ドル以上を稼いでいます。
エントリーレベルのサイバーセキュリティ職の給与
サイバーセキュリティスペシャリストは、情報セキュリティスペシャリストやコンピュータセキュリティスペシャリストとも呼ばれるエントリーレベルの職種で、多岐にわたる業務を担当します。米国での給与範囲は69,123ドルから76,336ドルです。
CISOなど管理職クラスの給与
InfoSec Instituteによると、シニアCISO(最高情報セキュリティ責任者)の中には50万ドルを超える報酬を得る例もごく一部ありますが、多くは10万ドル前後にとどまるとしています。同機関が挙げる給与額は145,000ドルです。また、csoonline.comによれば中央値は158,939ドルで、レンジは140,000ドルから300,000ドルに及びます。
地域別の給与差
ネットワークセキュリティ職の年収が高い州トップ4
カリフォルニア州:年収120,520ドル(月給10,043ドル)
バーモント州:年収115,042ドル(月給9,587ドル)
アイダホ州:年収113,540ドル(月給9,462ドル)
マサチューセッツ州:年収112,804ドル(月給9,400ドル)
ネットワーク技術者の時給相場(米国)
25パーセンタイル:29ドル
中央値(50パーセンタイル):34ドル
75パーセンタイル:39ドル
90パーセンタイル:44ドル
IT系技術者の中で最も稼げるのは?
情報セキュリティアナリスト:中央値92,600ドル
コンピュータネットワークアーキテクト:中央値101,210ドル
ソフトウェア開発者:中央値102,280ドル
ITマネージャー:中央値135,800ドル
このほか、データベース管理者やコンピュータシステムズアナリスト、コンピュータプログラマーといった職種も、コンピューティングシステムの管理・運用を担う安定した高収入職として知られています。
ネットワークセキュリティは良いキャリアか?
ネットワークのモバイル化が加速するにつれ、ネットワークセキュリティ専門家への需要は確実に高まっています。米国労働統計局(BLS)のデータによると、2016年から2026年の期間で情報セキュリティアナリストの雇用は28%増加すると予測されていましたが、その後の予測では2029年までに31%へと上方修正されています。
サイバースキルを持つ人材の需要が供給を大きく上回っている今は、この分野へ参入する絶好のタイミングだと言えるでしょう。さらに、サイバーセキュリティの現場は多様性に富んでおり、さまざまな専門性を活かせる点も魅力です。
ネットワーク技術者はやりがいのある仕事か
給与面でも十分に魅力的です。ある調査では、高卒または職業訓練修了程度の学歴でも、ネットワーク技術者は年収59,000ドルから98,000ドルを稼いでいます。ただし、技術の進化が非常に速いため、継続的な学習とスキルアップが不可欠です。
ネットワークエンジニアの将来性
現在、米国内だけでなく海外でもネットワークエンジニアは引く手あまたです。質の高い専門人材が少ないため、雇用の見通しとキャリアの機会は非常に良好です。キャリアパスに本気で取り組めば、ネットワークエンジニアとして高い報酬を得ることも十分可能です。
参考:その他の関連職種の給与
ロット技術者:米国での平均年収は24,647ドル(時給約12ドル)。上位10%は27,000ドル超、下位層は21,000ドル未満です。
ADT設置技術者:米国での平均年収は約60,000ドル。エントリーレベルで65,000ドル、経験豊富な技術者は平均82,500ドルに達します。
警備員:米国労働統計局(2019年5月時点)によると、時給はおおむね14〜27ドル。中央値は時給14ドルで、年収は21,150ドルから50,310ドルの範囲です。
機械技術者:BLSによると平均時給は28ドルで、2019年の典型的な年間所得は59,160ドル。業界別では設備・用品卸売業が最も高く、平均89,000ドルです。
まとめ
ネットワークセキュリティ分野は、平均年収5万ドル台からスタートし、専門性や経験を積むことで10万ドル超、さらには30万ドル近い報酬も視野に入る、成長性と収益性を兼ね備えたキャリアです。人材不足が続く今こそ、スキル習得への投資が大きなリターンをもたらす分野と言えるでしょう。
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