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ソニックウォールの認証を回避・管理する方法|SSO設定からサイト許可まで徹底解説

はじめに

SonicWall(ソニックウォール)は、企業や教育機関で広く導入されているネットワークセキュリティアプライアンスです。運用していると、「特定ユーザーのSSO認証をスキップしたい」「管理者パスワードを忘れてしまった」「特定サイトだけ許可したい」といった場面に遭遇することがあります。

本記事では、SonicWallの正規の管理機能を使った設定方法を中心に、認証の回避、パスワードのリセット、サイトの許可・ブロックなどを実践的に解説します。なお、組織のネットワーク設定を変更する際は、必ず管理者権限を持つ担当者が承認のもとで作業してください。

SonicWallのSSO認証をバイパスする方法

管理画面からのSSO除外設定

特定のユーザーやIPアドレスに対してシングルサインオン(SSO)を適用したくない場合は、以下の手順で除外設定が可能です。

  1. 上部ナビゲーションの「Manage(管理)」を選択します。
  2. 「Users」タブを開き、ユーザー設定画面を表示します。
  3. 「Configure SSO」ボタンをクリックします。
  4. 「Enforcement」タブを開くと「SSO Bypass」セクションがあります。
  5. 「ADD」をクリックし、左側のドロップダウンメニューから「Bypass SSO by Addresses」を選択します。
  6. 既存のアドレスオブジェクトを指定し、「ADD」ボタンを押して保存すれば完了です。

アクセスルールでSSOを回避する

もうひとつの方法として、SSO認証がトリガーされないアクセスルールを作成するやり方もあります。左側ナビゲーションバーの「Manage」から「Rules」タブを開き、LANまたはWANのどちらかのルールを選択して新規作成します。ここで対象のユーザーやIPアドレスを指定すれば、その通信に対してはSSOが発動しなくなります。

管理者パスワードをリセットする方法

管理者パスワードを紛失した場合は、次の手順で初期化できます。

  1. SonicWallをセーフモードで起動します。
  2. ファームウェアを更新(または新しいバージョンへアップグレード)し、工場出荷時のデフォルト設定で再起動します。
  3. 再起動後、初期認証情報を使ってログインできます。

注意:工場出荷時の状態に戻すと、それまでの設定内容はすべて消去されます。作業前に設定のバックアップを取得しておくことを強くおすすめします。

サブスクリプションなしでもSonicWallは使える?

結論から言うと、サブスクリプション契約がなくてもファイアウォールとして使用できます。SonicWallは購入後、特別な初期設定を行わなくても、ネットワークに接続するだけで基本的なファイアウォール機能が動作します。

ただし、ゲートウェイアンチウイルス、侵入防止システム(IPS)、コンテンツフィルタリングといった高度なセキュリティサービスを利用するには、それぞれのライセンス購読が必要になる点に留意してください。

認証コードの確認方法

SonicWall本体の認証コード(シリアル番号)は、以下の場所で確認できます。

  • 本体底部に貼付されたシルバーのラベル
  • 管理画面にログイン後の「System > Status」にある「System Information」タブ
  • 製品の梱包箱下部の記載

SonicWallで特定サイトを許可・ホワイトリスト登録する方法

ファイアウォールでのサイト許可

特定のWebサイトへのアクセスを許可したい場合は、管理画面にログインし、ファイアウォールのアクセスルール設定を開きます。そこで対象サイトのURLまたはIPアドレスに対して「Allow(許可)」のルールを追加することで、フィルタリングの対象外として扱えます。

App Controlによるホワイトリスト登録

  1. 「App Rules」ページでファイアウォールアイコンをクリックします。
  2. 「Enable App Rules」チェックボックスにチェックを入れます。
  3. 「Add a New Policy」をクリックすると、「Edit App Control Policy」ページが開きます。
  4. 必要な情報(対象アプリケーション、アクションなど)を入力し、「OK」をクリックして保存します。

SonicWallでWebサイトをブロックする方法

逆に、特定のサイトへのアクセスを遮断したい場合は、アドレスオブジェクトを使った設定が有効です。

  1. SonicWallの管理ページにログインし、ポリシー画面から「Objects」を選択します。
  2. 「Address Objects」の横にある「Add」をクリックします。
  3. ブロックしたいIPアドレスを入力して「Add」ボタンを押します。
  4. 複数のIPアドレスを登録する場合は、同じ手順を繰り返します。

コンテンツフィルター(CFS)の設定

より包括的にWebコンテンツを制御したい場合は、コンテンツフィルタリングサービス(CFS)を活用しましょう。「Security Services」ページの「Content Filter」設定を開き、「Content Filter Type」で「SonicWall CFS」を選択します。さらに「Enable HTTPS Content Filtering」にチェックを入れることで、HTTPSで暗号化された通信もフィルタリングの対象にできます。不要なカテゴリやファイルは削除・無効化しておきましょう。

ネットワーク制限を回避する一般的な方法

参考までに、ブロックされたサイトへアクセスするために一般によく知られている手法を紹介します。職場や学校のネットワーク制限を無断で回避する行為は、利用規約違反や懲戒処分の対象となる可能性があるため、必ず組織の許可を得てから行ってください。

  • VPNを利用する:仮想プライベートネットワーク(VPN)は、ブロックされたサイトを閲覧するための最も手軽で効果的な手段です。通信が暗号化されるため、安全かつ自由にアクセスできます。
  • DNS設定を見直す:DNSサーバーをGoogle Public DNS(8.8.8.8)などに変更することで、DNSレベルのブロックを回避できる場合があります。
  • プロキシサーバーを使う:無料のプロキシサイトを経由すれば、URLフィルタを迂回できることがあります。プロキシは匿名性のレイヤーを追加し、追跡されにくくなります。
  • サイトのIPアドレスを直接入力する:URLによるブロックの場合、IPアドレスを直接指定するとアクセスできることがあります。
  • Torを利用する:Torブラウザを使えば、トラフィックを多層的に中継して隠蔽できます。
  • スマートフォンのテザリング:モバイルデータ通信のホットスポット機能を使えば、組織のネットワークを経由せずにインターネットへ接続できます。
  • Google翻訳を経由する:Google翻訳のページ翻訳機能を簡易的なプロキシ代わりに使う方法もあります。

注意点:無料のプロキシや不審なサイトの利用では、個人情報が盗み取られたり、ウイルスに感染したりするリスクがあります。HTTPS対応の信頼できるサービスを選ぶことや、Chromeのポータブル版をUSBメモリから起動するといった対策も有効です。

まとめ

SonicWallのSSOバイパス設定やサイトの許可・ブロックは、いずれも管理者権限があれば管理画面から簡単に行えます。パスワードを忘れた場合も、セーフモードからの復旧手順で対応可能です。一方、ネットワーク制限の回避手法は便利である反面、セキュリティリスクや規約違反のリスクを伴います。正当な目的と権限のもとで、適切に活用してください。

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