ネットワークセキュリティ
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ネットワークセキュリティ認証の基本|2つのステップと主要な認証方式を徹底解説

認証プロセスの基本的な2つのステップ

ネットワークセキュリティにおける認証は、大きく分けて2つのステップで構成されます。

ステップ1:本人確認情報の入力
ユーザーがサイトやアプリケーションにアクセスすると、ログイン画面が表示されます。ここでユーザーは「知識情報」、つまりユーザー名とパスワードを入力します。パスワードを使用しない方式では、ユーザーごとに固有のセキュリティキーが生成される場合もあります。

ステップ2:情報の照合と検証
入力された認証情報(識別名DNやパスワードなど)は、ネットワーク経由でサーバーに送信されます。サーバー側では、送信されたパスワードが自身のデータベース内の該当エントリと一致するかどうかを照合し、一致が確認できた時点でアクセスが許可されます。

主な認証プロトコルと方式

ネットワーク認証には、さまざまな標準化されたプロトコルが利用されています。

  • PAP(Password Authentication Protocol):パスワード認証プロトコル。シンプルな構成のパスワード認証方式です。
  • CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol):チャレンジ・ハンドシェイク認証プロトコル。チャレンジ応答方式を採用し、パスワードをそのまま送信しないためPAPよりも安全です。
  • EAP(Extensible Authentication Protocol):拡張認証プロトコル。複数の認証方式を扱える標準化されたフレームワークです。
  • SSO(シングルサインオン):一度の認証で複数のサービスへアクセスできる便利な仕組みです。

認証の3つの要素(ファクター)

認証に使われる情報は、次の3種類に分類されます。

  1. 知識要素(Something you know):パスワードやPINなど、ユーザーだけが知っている情報。
  2. 所持要素(Something you have):スマートフォン、セキュリティトークン、バッジなど、ユーザーが所有しているもの。
  3. 生体要素(Something you are/Inherence):指紋、顔、声、網膜など、ユーザー自身の生体的な特徴。

2要素認証(2FA)と多要素認証(MFA)

2要素認証(2FA)とは、異なる2種類の認証要素を組み合わせて本人確認を行うセキュリティ方式です。インターネット上のアカウントにアクセスする際、パスワードに加えて固有のコードによる確認など、複数の手段で本人性を証明する必要があります。一般的には、第1要素としてパスワード、第2要素としてスマートフォンに送信される確認コードや指紋・顔認証などの生体情報が使われます。3つ以上の要素を組み合わせる方式は、多要素認証(MFA)と呼ばれます。

2FAの主な種類

  • SMS認証:有効化すると、登録済みの電話番号宛てにコードを要求することでセキュリティを強化する方式。
  • 認証アプリ/TOTP:時間ベースのワンタイムパスワードをアプリで生成する方式。
  • プッシュ通知型:スマートフォンへの通知をタップして承認する方式。
  • FIDO U2Fセキュリティキー:物理的なセキュリティキーを使用する方式。
  • バックアップコード:デバイス紛失時などに備えた予備コード。

また、MFAの第2要素としては、位置情報ベースや時間帯ベースの認証、ソーシャルメディア連携、リスクベース認証なども活用されています。

最も安全な認証方法は?

生体認証は、ユーザー固有の生物学的特徴を用いて本人確認を行う方法で、現在、最も安全な認証方法の一つとされています。パスワードとは異なり、盗まれたり忘れたりするリスクが低い点が大きな強みです。さらに、場所や時間、リスクの度合いに応じた認証を組み合わせることで、セキュリティを一層強化できます。

4要素認証(4FA)とは

4要素認証(4FA)では、「知識」「所持」「生体」「所在(位置情報)」の4種類の認証情報の提示が求められます。金融機関など、特に高度なセキュリティが求められる環境で採用されることがあります。

2段階認証ポリシーについて

企業が2段階認証を強制する場合、認証手段を紛失した管理者やユーザー、あるいは2段階認証を設定していないユーザーはアカウントにサインインできなくなります。セキュリティキーを紛失するといった事態も起こり得るため、バックアップ手段を用意しておくことが重要です。

認証を実装する際のポイント

  • 秘密情報(シークレット)は厳重に管理し、漏洩させない。
  • トークンのペイロードには機密データを含めない。
  • トークンには必ず有効期限を設定する。
  • WebサイトはHTTPS化する。
  • 想定されるすべての認可シナリオを事前に検討する。

まとめ

ネットワークセキュリティの認証は、「本人確認情報の入力」と「サーバーによる照合検証」という2つのステップが基本です。パスワード単体の認証から2FA・MFA、生体認証へと進化する中で、複数の要素を組み合わせることが現代のセキュリティの標準となっています。自組織のリスクに応じた認証方式を選択し、適切に実装することが重要です。

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