ネットワークセキュリティ
 Computer >> コンピューター >  >> ネットワーキング >> ネットワークセキュリティ

Windows 8のネットワークアクセス保護(NAP)をオンにする方法|無効化・対処法も解説

Windowsには「ネットワークアクセス保護(NAP:Network Access Protection)」という機能が搭載されています。企業ネットワークではセキュリティポリシーの遵守状況を確認するうえで役立ちますが、一般家庭の環境では必ずしも必要とは限りません。この記事では、NAPの仕組みから、有効・無効にする具体的な手順、サービスが起動しないときの対処法までをわかりやすく解説します。

ネットワークアクセス保護(NAP)とは?

ネットワークアクセス保護(NAP)は、WindowsのOSコンポーネントの一つで、プライベートネットワークへの安全なアクセスを実現するためのプラットフォームです。システム状態エージェント(SHA)やシステム状態検証(SHV)によって、コンピューターの健康状態(ウイルス対策ソフトの有無、セキュリティ更新プログラムの適用状況など)を検証・監視し、ネットワークポリシーへの準拠を確認します。

NAPは、クライアントの正常性ポリシーの作成・強制・修復を支援する技術です。システム管理者はNAPを利用して、必要なソフトウェアの要件やセキュリティ更新プログラムの適用といった正常性ポリシーを設定し、自動的に強制できます。また、コンピューターの状態を保存・報告・検証・修正するための一連のAPIを備えており、既存のシステムを拡張する形でも活用可能です。

NAPエージェントサービスとは?

ネットワークに接続されたクライアントコンピューターは、NAPエージェントサービスを通じて正常性情報を収集・管理します。NAPを利用するには、クライアント側に必要なソフトウェアと設定が整っていることが前提です。NAPエージェントはこれらの情報を収集し、クライアントコンピューターの状態をチェックします。

一般家庭でNAPをオンにすべき?

結論から言えば、標準的な家庭環境でNAPを有効にしてもほとんど意味がありません。NAPはドメイン環境やNAPサーバー(Windows Serverのサービス)が存在する企業ネットワーク向けの機能だからです。NAPサーバーがなければ、有効にしてもメリットは得られず、むしろコンピューターのリソースを余分に消費します。

そのため、ドメインに接続していない一般的な環境では、NAPは無効のままにしておくのがおすすめです。

NAP(ネットワークアクセス保護)を無効にする方法

  1. スタートボタンをクリックします。
  2. 「プログラムとファイルの検索」を選択します。
  3. 「msconfig」と入力してEnterキーを押します。
  4. 「システム構成」の「サービス」タブを開きます。
  5. 「Network Access Protection Agent」を見つけてチェックを外します。
  6. 「OK」を押して完了です。これで次回の起動時からサービスが開始されなくなります。

NAPを有効にする方法

コントロールパネルから「システム」>「セキュリティ」の順にクリックし、「ネットワークアクセス保護」にアクセスします。ここでネットワークアクセス保護が有効になっていることを確認し、保護対象とする接続方法を選択してください。

NAPエージェントサービスが起動しない場合の対処法

サービスを手動で開始するには、以下の手順を試してみてください。

  1. Windowsキー+Rを押し、「services.msc」と入力してEnterキーまたは「OK」をクリックします。
  2. サービス一覧から「Network Access Protection Agent」を探します。
  3. 右クリックして「開始」を選択します。
  4. PCの起動時に自動的に開始させたい場合は、右クリックから「プロパティ」を開き、スタートアップの種類を変更してください。
  5. 設定が完了したら、サービス画面を閉じます。

DHCPにおけるネットワークアクセス保護とは?

ネットワークポリシーサーバー(NPS)が利用できない場合のDHCPサーバーの動作を構成することで、挙動を制御できます。制限付きアクセスモードでは、ネットワークの要件を満たしていないデバイスでも修復サーバーにはアクセスできるため、正常性の問題を解決できます。

NAP VPNとは?

VPN(仮想プライベートネットワーク)接続に対してNAPを強制するには、サーバーコンポーネントとクライアントコンポーネントの両方が必要です。

NAPの主な用途

NAPは既存のセキュリティポリシーを補完する仕組みであり、それ自体が主要なセキュリティ機構として機能するものではありません。NAPを導入すると、リモートユーザーのすべてのコンピューターがセキュリティ遵守の観点から監視されます。

NAPが対応している主なシナリオは以下のとおりです。

  • 持ち運び用ノートPCの正常性と状態の監視
  • リモートオフィスにあるコンピューターが最新かつ健全な状態かどうかの確認
  • 訪問者が持ち込んだノートPCが健全な状態かどうかの確認

グループポリシーでNAPクライアントを有効にする方法

ツリーから「コンピューターの構成」>「ポリシー」>「Windowsの設定」>「セキュリティの設定」>「ネットワークアクセス保護」>「NAPクライアントの構成」>「強制クライアント」の順に選択します。詳細ウィンドウで「EAP隔離強制クライアント」を右クリックし、コンテキストメニューから有効化を選択してください。

  1. ネットワークセキュリティアプライアンスとは?アクセス方法と確認手順を徹底解説

    ネットワークセキュリティアプライアンスとは?デジタルネットワークへのアクセスを監視し、不正なアクセスを防止するための専用装置のことを「ネットワークセキュリティアプライアンス(NSA)」と呼びます。企業や組織のネットワークを外部からの脅威から守るための中核的な存在です。ネットワーク機器のセキュリティチェックはどう行う?ネットワーク機器のセキュリティ診断では、主に以下の5つの手法が用いられます。ポートスキャン:ポートスキャナーを使い、ネットワークに接続されているすべてのホストを検出します。脆弱性スキャン:既知の脆弱性がないかシステム全体を自動的に調査します。倫理的ハッキング:許可を得たうえで実際の

  2. ネットワークセキュリティキーとは?確認方法から安全な設定まで徹底解説

    Androidスマホでネットワークセキュリティキーを確認するには?Android端末では、ファイルマネージャーアプリを開き、「ローカル」→「デバイス」の順にタップすると、端末のルートフォルダにアクセスできます。その中にある「misc」→「wifi」フォルダ内の「wpa_supplicant.conf」という設定ファイルを開くと、Wi-Fiのセキュリティキー(パスワード)が記載されています。このフォルダには複数の設定ファイルが保存されています。なお、この操作にはroot権限が必要となる場合がありますので、注意してください。ネットワークセキュリティキーとは何か?ネットワークセキュリティキーとは、英