セキュリティ業務に必要なPythonは2系?3系?学ぶべきバージョンと理由を徹底解説
結論:セキュリティ業務で学ぶべきは「Python 3」
これからPythonを学ぶならPython 3一択です。Python 2はすでにサポートが終了した過去のバージョンであり、現在ではPython 3がその後継として標準的な位置を占めています。最新バージョンのPython 3は人気と利用範囲を広げ続けており、多くのライブラリもPython 3向けに提供されています。廃れていく言語ではなく、今後も成長し続ける言語を習得する方が合理的といえるでしょう。
Python 3の方が習得しやすい理由
Python 3は、Python 2に比べて構文がシンプルで理解しやすい点も大きなメリットです。特に文字列の扱いで違いが顕著で、Python 3では文字列がデフォルトでUnicodeとして保存される一方、Python 2では「u」というキーワードで明示的に定義する必要がありました。初心者がつまずきやすいポイントが少ないため、初学者にはPython 3の学習が強く推奨されます。
なお、職場でどうしてもPython 2の知識が求められる特殊なケースを除けば、あえて旧バージョンを選ぶ必要性はほぼありません。迷ったらPython 3を選んでおけば間違いありません。
サイバーセキュリティにPythonは十分活用できるのか
答えはイエスです。Pythonはマルウェア解析、脆弱性スキャン、ペネトレーションテスト(侵入テスト)、脅威分析など、幅広いセキュリティ業務に対応できる汎用性の高い言語です。扱いやすさとコードの美しさから、多くのセキュリティ専門家が「理想的な言語」と評価しています。
実際、セキュリティ担当者はWebサイトの安全性を確保するために、独自のツールやスクリプトを作成することが求められますが、その実装にPythonは非常に適しています。
セキュリティ専門家に役立つその他のプログラミング言語
C / C++
セキュリティのプロにとって、CおよびC++の確かな理解は必須スキルです。Cは1972年〜1973年にかけてベル研究所のデニス・リッチーによって開発され、C++はビャーネ・ストロヴストルップによってCの拡張として生まれました。攻撃者はRAMやシステムプロセスといった低レイヤーのITインフラを狙うことがあるため、低レベル言語への理解がなければ防御策を十分に講じることができません。
HTML / JavaScript
Webページの土台となるHTMLは、ほぼすべてのWebサイトで使われています。またJavaScriptは、Cookieの窃取、イベントハンドラの改ざん、Webサーバーへの不正操作など、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃に関わる場面が多く、防御の観点からも知識が不可欠です。近年はJavaScript関連の脆弱性報告が増加傾向にあり、注目すべき言語となっています。
SQL / PHP / アセンブリ
データベースを扱う上でSQLの知識は不可欠であり、PHPはWebアプリケーションの脆弱性診断に役立ちます。さらにアセンブリ言語は、リバースエンジニアリングやマルウェア解析への深い理解につながります。
今こそPythonを学ぶべき理由
Pythonには学ぶ価値が十分にあります。データ分析や可視化から機械学習アルゴリズムまで、データサイエンス分野でPythonは広く使われており、巨大な市場が形成されています。さまざまな業界で人気を集める中でも、特にデータサイエンス分野での需要が顕著です。
Pythonが選ばれる最大の理由は、他の言語と比べて習得難易度が非常に低いことです。しかも、プログラミング言語の基礎的な構成要素はどの言語でも共通しているため、Pythonで身につけた考え方は他の言語を学ぶ際にもそのまま応用できます。
Pythonの将来性と人気
Pythonは1991年にオランダのプログラマー、グイド・ヴァンロッサムによって開発され、以来幾度の進化を経て現在に至っています。プログラミング言語の人気を測るTIOBE指数では常に上位にランクインしており、主要言語の中で最も成長率が高い部類に入ります。今後もその地位は維持されると見込まれています。
セキュリティ向けのPython学習リソース
セキュリティ業務に特化してPythonを学びたい場合は、オンライン学習プラットフォームCybraryが提供する「Python for Cyber Security Professionals」などの専用コースがおすすめです。基礎文法にとどまらず、実際のセキュリティ業務で使われるスクリプト作成まで体系的に学べます。
まとめ
コンピューター・ネットワークセキュリティの仕事を目指すなら、まずPython 3の習得から始めるのが最適です。加えてC/C++、JavaScript、SQL、アセンブリなどの知識を補完することで、より幅広いセキュリティ業務に対応できるスペシャリストへとステップアップできるでしょう。
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