Windows 10のネットワークセキュリティ設定を変更する方法|確認手順とWPA3への切り替えガイド
Windows 10のネットワークセキュリティ設定を変更する方法
Windows 10では、Wi-Fi接続のセキュリティ設定や暗号化方式を自分で確認・変更できます。この記事では、コントロールパネルからの基本的な変更手順から、ルーター側でのWPA2・WPA3への切り替え方法、現在使っているセキュリティ方式の確認方法まで、順を追ってわかりやすく解説します。
コントロールパネルからネットワーク設定を開く手順
まずは基本となる操作手順です。
1. [スタート] メニューから [Windows システムツール] を開き、[コントロールパネル] を起動します。
2. [ネットワークとインターネット] をクリックすると、ネットワークの状態とタスクが表示されます。
3. [アダプターの設定の変更] リンクをクリックします。
4. 接続したいWi-Fiをダブルクリックし、[ワイヤレス プロパティ] ボタンを押します。
5. [セキュリティ] タブを開くと、ネットワークのセキュリティ設定を確認・変更できます。
Wi-Fiの認証タイプ(暗号化方式)を変更する
接続設定の変更画面を開いたら、上部にある [セキュリティ] タブをクリックします。[ネットワーク認証方法] を「Microsoft: 保護されたEAP (PEAP)」など、目的の方式に変更してください。企業ネットワークなどでユーザー認証を使う場合は、[詳細設定] をクリックし、認証モードで [ユーザー認証] を指定したうえで資格情報を保存し、ユーザー名とパスワードを入力します。なお、「自動的にWindowsログオン名とパスワードを使用する(ドメインがある場合)」のチェックボックスは、必要に応じて解除してください。
Windows 10でWi-Fiのセキュリティ方式を確認する方法
接続中のネットワークのセキュリティの種類を見る
タスクバー右下のWi-Fiアイコンをクリックし、現在接続しているネットワーク名を選択して [プロパティ] を開きます。プロパティ画面を下へスクロールするとWi-Fiの詳細情報が表示され、[セキュリティの種類] の欄でプロトコル(WEP、WPA、WPA2など)を確認できます。また、[スタート] → [設定] → [ネットワークとインターネット] → [Wi-Fi] と進み、接続中のネットワークのプロパティを開いても同じ情報をチェックできます。
WEPかWPAかを見分ける方法
パスフレーズの文字数や文字種から、おおよそのセキュリティ方式を判別することもできます。
| パスフレーズの形式 | セキュリティ方式 |
|---|---|
| ちょうど10桁または26桁の16進数/5桁または13桁のASCII文字 | WEP |
| ちょうど64桁の16進数/8〜63桁のASCII文字 | WPA または WPA2 |
ルーター側でセキュリティタイプを変更する方法
WPA2 / WPA3への変更手順
Wi-Fiの暗号化方式そのものは、Windows側ではなくルーターの管理画面から変更します。
1. ブラウザーからルーターの設定画面にログインします。
2. メニューから [詳細設定] を選び、[ワイヤレス] セクションを開きます。
3. [ワイヤレス設定] を選択すると、セキュリティ方式の一覧が表示されます。
4. 「WPA2/WPA3 Personal」を選択します。WPA3を使う場合は、[バージョン] の項目で「WPA3-SAE」を指定します。
5. [保存] および [適用] をクリックします。設定がすぐに反映されない場合は、ルーターを再起動してみてください。
WPA3-Personalを有効にする具体例
機種によって操作は異なりますが、一般的には次のような流れです。ワイヤレス設定の [セキュリティオプション] を開き、2.4GHz帯(b/g/n/ax)のセクションで「WPA3-Personal」を選択します。続けて、セキュリティオプション欄に新しいネットワークパスワードを入力します。5GHz帯(802.11a/n/ac/ax)についても同じ手順を繰り返して設定してください。
WPA3は有効にすべき?
WPA3は現時点で必須の設定ではなく、対応していない機器との互換性を優先して無効のまま運用している家庭も少なくありません。ただし、WPA3は最新の暗号化規格であり、総当たり攻撃などへの耐性が大幅に向上しています。最初は手間に感じるかもしれませんが、自宅ネットワークの安全性を高めるためにも、対応ルーターをお持ちなら有効化する価値は十分にあります。
ネットワーク設定のリセットを繰り返すときの対処法
Windows 10でネットワーク設定を何度もリセットしなければならない場合、設定ミスか、古い(不具合のある)ドライバーが原因であることが多いです。新しいドライバーには最新の修正が含まれているため、まずはPCメーカーや無線LANアダプターのメーカーサイトから最新版を入手してインストールするのがおすすめです。
Wi-Fiセキュリティキー(パスワード)を確認する方法
Androidスマートフォンで確認する場合は、ファイルマネージャーで [ローカル] → [デバイス] と進み、端末のルートフォルダを開きます。root権限が必要ですが、「misc」→「wifi」フォルダ内の「wpa_supplicant.conf」というファイルを開くと、保存済みのWi-Fiセキュリティキーを確認できます。Windows 10の場合は、[ネットワークと共有センター] → 接続中のWi-Fi → [ワイヤレス プロパティ] → [セキュリティ] タブで「文字を表示する」にチェックを入れる方法がより簡単です。
Wi-Fiに最適な認証方式は?WPA2とWPA3の違い
現時点で最も安全とされるのは「WPA2-AES」です。WEP、TKIP、旧式のWPAには脆弱性が知られているため、使用は避けましょう。WPA2-AESはKRACK攻撃に対しても高い耐性を持っています。古いルーターでは、WPA2を選んだ後に「AESかTKIPか」を尋ねられることがありますが、必ずAESを選んでください。
WPA3はWPA2をさらに強化した次世代規格です。WPA2のみに対応したアクセスポイント(親機)はWPA3を検出できず、WPA2でしか接続できない場合があります。また、WPA2はWPAよりも安全ですが、一部の古いWi-Fi機器はWPA2に対応していない点にも注意が必要です。最近のルーターの多くは「WPA2/WPA3混在モード」に対応しているため、新旧両方の機器を安全に運用できます。
まとめ
Windows 10のネットワークセキュリティ設定は、コントロールパネルやWi-Fiのプロパティから簡単に確認・変更できます。一方、暗号化方式そのもの(WEP/WPA/WPA2/WPA3)の変更はルーター側の設定で行います。可能であればWPA2-AES以上、対応機器ならWPA3を利用し、古い規格は使わないようにしましょう。接続トラブルが続く場合は、無線LANドライバーの更新も忘れずに行ってください。
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