アバスト(Avast)は安全?プライバシー・Windows 10の不具合・ダウンロード時の注意点を徹底解説
はじめに
無料で高機能として人気の「アバスト(Avast)」アンチウイルスですが、「本当に信頼できるのか」「個人情報を勝手に収集されていないか」といった不安の声も少なくありません。この記事では、アバストに関するよくある疑問――オンライン行動の監視、データ収集の実態、Windows 10との不具合、Androidでの通知設定など――をわかりやすく整理して解説します。
アバストはオンラインでの行動を把握できるのか?
結論から言うと、アバストにはユーザーのブラウジングデータを収集してきた経歴があります。傘下の子会社「Jumpshot」は収集した閲覧データを販売しており、アバストに料金を支払う企業は、ユーザー側に特別なソフトをインストールさせることなく、詳細なオンライン行動データを入手できていました。
プライバシーへの影響:データ収集と「スパイ」疑惑
ブラウザ拡張機能の配信停止
2019年12月までに、ユーザーデータを記録していたとの疑惑を受け、「Avast Online Security」ブラウザ拡張機能はMozilla、Chrome、Operaの各ストアから引き下げられました。この拡張機能は、訪問したすべてのウェブサイトに加えて、位置情報、検索履歴、性別、年齢、さらには個人情報までも収集していたと指摘されています。
無料アンチウイルスによるデータ収集の実態
PCMagとMotherboardによる共同調査によれば、これは無料アンチウイルスソフトがユーザーからデータを収集する典型例だといいます。アバストは以前からユーザーの閲覧履歴を収集しており、それを第三者へ販売していました。
「匿名化」されたデータの落とし穴
PCMagの見解では、「匿名」とラベル付けされたデータでも、分解・照合することで特定のユーザーやプロファイルに紐付けることが可能です。実際、アバスト自身の資料には「ユーザーの検索内容、ブランドや製品との関わり方、購入したものを追跡できる」と記載されていました。
アバストは安全にダウンロードできる?
答えはイエスです。ただし、必ず公式サイトからダウンロードしてください。模倣サイトやサードパーティサイトから入手すると、マルウェアが仕込まれた偽物をつかまされる危険があります。アバスト本体にウイルスは含まれていないため、公式経由であれば安心して利用できます。
アバストは信頼できるウイルス対策ソフトか?
総じて言えば、アバストは優れたアンチウイルスであり、十分な水準の保護を提供します。無料版でも多くの機能が使える点は大きな魅力です。一方で、ランサムウェア対策は含まれておらず、より高度なプレミアム保護は有料となっています。また、細かい設定にアクセスしようとするとアップグレードの案内が頻繁に表示されるなど、使い勝手に難があるという指摘もあります。
Windows 10との相性問題
アクションセンターが認識しない
Windows 10で最も多い不具合の一つが、アクションセンターがアバストを認識しないケースです。この場合、「Windows DefenderとAvastアンチウイルスがどちらも無効になっています」あるいは「Windowsはアンチウイルスプログラムを見つけられませんでした」といったメッセージが表示されます。
Windows Updateをブロックする
人気のセキュリティソフトの中には、最新のWindows 10アップデートを妨げるものがあります。古いバージョンのアバストやAVGを使用しているユーザーからは、2019年11月のアップデートや2019年5月のアップデートがインストールできないという報告がありました。アップデートに失敗する場合は、まずアバストを最新版へ更新してみましょう。
他のソフトとの競合によるクラッシュ
アバスト製品は、PCにインストール済みの他社製ソフトと衝突し、Windowsのクラッシュ、フリーズ、ブルースクリーンエラーを引き起こすことがあります。手動で起動したプログラムや、起動時にバックグラウンドで動作するサービスが原因となる場合もあります。
Windows 10にアバストは必要?
Windows 10には標準でアンチウイルス機能(Windows Defender)が搭載されているため、別途インストールは必須ではありません。また、旧Windows 7とは異なり、優れたアンチウイルスを導入するよう繰り返し促されることもありません。
Android版アバストの通知をオフにする方法
Android端末でアバストの通知が煩わしい場合は、以下の手順でオフにできます。
- アバスト モバイルセキュリティの通知を長押しして表示します。
- 「すべてのカテゴリ」を選択します。
- 下にスクロールして「スティッキー(固定表示)」パネルを開きます。
- 「フローティング通知」「ロック画面通知」「サウンド」「バイブレーション」「通知ライト」の各スライダーを、青色(オン)からグレー(オフ)に切り替えます。
ハッカーはインターネット履歴を見られるのか?
残念ながら、攻撃によってハッカーがPCへ侵入した場合、閲覧履歴だけでなく、ログイン情報や金融データなども閲覧される可能性があります。だからこそ、信頼できるセキュリティ対策と併せて、自分のデータがどこでどのように扱われるのかを理解しておくことが重要です。
まとめ
アバストは基本性能の高い無料アンチウイルスですが、過去には閲覧データの収集・販売が問題となった経緯があります。Windows 10では標準のWindows Defenderが備わっているため、必ずしも追加のアンチウイルスが必要なわけではありません。導入する場合は必ず公式サイトから最新版を入手し、OSや他のソフトとの互換性にも注意しましょう。
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