ネットワークセキュリティ
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ネットワークセキュリティの脅威とは?主な種類と特徴を徹底解説

ネットワークセキュリティにおける「脅威」と「攻撃」の違い

ネットワークセキュリティにおける「脅威」とは、システムや資産の脆弱性を悪用する可能性のある潜在的なセキュリティ違反を指します。一方、「攻撃」とは、攻撃者が意図的にシステムや資産に対して行う行為そのものです。

攻撃は「能動的な攻撃」と「受動的な攻撃」に分類できます。また、あらゆる攻撃の背後には何らかの動機があり、機会が生じたときに実行できるよう計画されているのが一般的です。

代表的なネットワークセキュリティの脅威

1. マルウェア(ウイルス・ワーム)

コンピュータウイルスやワームは、最も古典的な脅威の一つです。マルウェアは悪意のあるプログラムコードの総称で、スパイウェア、ランサムウェア、ウイルス、ワーム、ボットなどが含まれます。多くのユーザーがこれらを同じものと混同しがちですが、実際にはそれぞれ異なる特性を持っています。

2. ランサムウェア

ランサムウェアは、企業のデータを暗号化し、復元と引き換えに金銭を要求する脅威です。世界的には14秒に1回のペースで企業がランサムウェア攻撃を受けているとも言われ、被害規模は年々拡大しています。

3. フィッシング詐欺

フィッシング攻撃は、実在の組織や人物になりすまして偽のメールやWebサイトへ誘導し、認証情報などを盗み出す手口です。中小企業にとって最大級の脅威とされており、組織が直面する全情報漏洩事故の約90%がフィッシングに関連しているという報告もあります。被害額は120億ドル超に上り、件数は年間65%のペースで増加しています。

4. DoS・DDoS攻撃

DoS(サービス拒否)攻撃およびDDoS(分散型サービス拒否)攻撃は、Webサイトやメールゲートウェイ、ルーター、スイッチなどに大量のトラフィックを送りつけ、システムを麻痺させる攻撃です。特にDDoS攻撃は、乗っ取られた多数の端末(ボットネット)から同時に攻撃を仕掛けるため、防御が非常に困難です。

5. トロイの木馬

トロイの木馬は、有用なソフトウェアに見せかけた悪意あるプログラムです。ユーザーが自らインストールしてしまう点が特徴で、バックドアを開設され、遠隔操作や情報窃取につながる恐れがあります。

6. スパイウェア・アドウェア

スパイウェアはユーザーの操作履歴や個人情報を密かに収集し、アドウェアは不要な広告を強制的に表示します。単体での被害は限定的でも、他の深刻な攻撃への足掛かりとなる危険性があります。

7. ルートキット

ルートキットは、OSの深い部分に潜み、不正アクセスの痕跡を隠蔽するツールです。検出が極めて難しく、長期間にわたりシステムを掌握されるリスクがあります。

8. クリプトジャッキング

クリプトジャッキングは、被害者のコンピュータの計算資源を無断で利用し、仮想通貨のマイニングを行う攻撃です。発覚しにくく、システムのパフォーマンス低下や電力コストの増加をもたらします。

9. APT(標的型持続的攻撃)

APT(Advanced Persistent Threats)は、特定の組織を長期間にわたって執拗に狙う高度な攻撃です。ステルス性が高く、スパイ活動や金パイ活動や金銭目的で貴重な情報が密かに収集されます。

10. その他の攻撃手法

このほかにも、SQLインジェクション、ゼロデイ脆弱性を突いたエクスプロイト、DNSトンネリング、なりすまし攻撃など、多様な手法が存在します。攻撃用ツール群である「エクスプロイトキット」も脅威の一つです。

脅威の分類方法

能動的攻撃と受動的攻撃

能動的攻撃はシステムの改ざんや破壊など直接的な影響を与えるもので、受動的攻撃は通信の盗聴など情報を密かに収集するものです。

構造化された脅威と非構造化された脅威

非構造化された脅威は偶発的な犯行や初心者による攻撃を指し、構造化された脅威は高度な技術を持つ集団による計画的な攻撃を指します。

内部脅威と外部脅威

内部脅威は従業員や元従業員など組織内部の人間によるもの、外部脅威は組織外の攻撃者によるものです。

物理的な脅威

サイバー攻撃以外にも、火災・水害・汚染などの物理的損害、地震や火山噴火などの自然災害、停電や空調・通信設備の停止、盗聴、記録メディアの盗難、廃棄文書からの情報漏洩など、物理的な脅威も存在します。

ネットワーク攻撃とは何か

ネットワーク攻撃とは、攻撃者が許可なくネットワークへのアクセスを試み、データを窃取したり組織に損害を与えたりする行為です。諜報活動や金銭目的のステルスな情報収集だけでなく、組織の業務を意図的に妨害することも目的となることがあります。

まとめ:脅威から組織を守るために

ネットワークセキュリティの脅威は多様化・高度化しており、単一の対策では防ぎきれません。脅威の種類と特徴を正しく理解したうえで、多層防御、従業員へのセキュリティ教育、定期的な脆弱性診断など、総合的な対策を実施することが重要です。

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