Androidでホームボタンやシステムボタンを無効にする方法【コード例付き】
はじめに
この記事では、Androidアプリでホームボタンやナビゲーションバーなどのシステムボタンを無効化(非表示)にする方法を、実際のコード例とともに解説します。キオスク端末向けアプリや、没入感の高いフルスクリーンアプリを開発する際に役立つテクニックです。
なお、Androidではセキュリティ上の制約により、一般アプリがホームボタンを完全に無効化することはできません。しかしイマーシブ(没入)モードを活用すれば、ナビゲーションバーを非表示にし、ユーザーの画面操作への集中度を高めることが可能です。本記事のコードはその手法を実装したものです。
実装手順
ステップ1:新規プロジェクトの作成
Android Studioを起動し、メニューから「File」→「New Project」を選択して新しいプロジェクトを作成します。必要事項をすべて入力し、プロジェクトのセットアップを完了させてください。
ステップ2:レイアウトファイルの編集
res/layout/activity_main.xml に以下のコードを追加します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <RelativeLayout xmlns:android="https://schemas.android.com/apk/res/android" xmlns:tools="https://schemas.android.com/tools" android:layout_width="match_parent" android:layout_height="match_parent" android:padding="16dp" tools:context=".MainActivity"> <TextView android:layout_width="match_parent" android:layout_height="wrap_content" android:layout_centerInParent="true" android:text="Disable Home and Other System buttons" android:textAlignment="center" android:textSize="24sp" android:textStyle="bold" /> </RelativeLayout>
ステップ3:MainActivity.java の編集
src/MainActivity.java に以下のコードを記述します。
import androidx.appcompat.app.AppCompatActivity;
import android.os.Bundle;
import android.view.View;
import java.util.Timer;
import java.util.TimerTask;
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
}
@Override
public void onWindowFocusChanged(boolean hasFocus) {
super.onWindowFocusChanged(hasFocus);
hideNavigationBar();
}
private void hideNavigationBar() {
final View decorView = this.getWindow().getDecorView();
final int uiOptions = View.SYSTEM_UI_FLAG_HIDE_NAVIGATION
| View.SYSTEM_UI_FLAG_FULLSCREEN
| View.SYSTEM_UI_FLAG_LAYOUT_FULLSCREEN
| View.SYSTEM_UI_FLAG_LAYOUT_HIDE_NAVIGATION
| View.SYSTEM_UI_FLAG_LAYOUT_STABLE;
Timer timer = new Timer();
TimerTask task = new TimerTask() {
@Override
public void run() {
MainActivity.this.runOnUiThread(new Runnable() {
@Override
public void run() {
decorView.setSystemUiVisibility(uiOptions);
}
});
}
};
timer.scheduleAtFixedRate(task, 1, 2);
}
}
このコードのポイントは以下の通りです。
- onWindowFocusChanged():ウィンドウがフォーカスを取得・喪失するたびに呼び出されるため、ここでナビゲーションバーの非表示処理を実行します。
- SYSTEM_UI_FLAG_HIDE_NAVIGATION:ナビゲーションバーを非表示にするフラグです。
- SYSTEM_UI_FLAG_FULLSCREEN:ステータスバーも含めて全画面表示にします。
- Timerによる定期実行:ユーザーが画面をタッチするとナビゲーションバーが再表示されるため、タイマーで繰り返し非表示フラグを適用し、常に非表示状態を維持しています。
ステップ4:AndroidManifest.xml の編集
androidManifest.xml に以下のコードを追加します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <manifest xmlns:android="https://schemas.android.com/apk/res/android" package="app.com.sample"> <application android:allowBackup="true" android:icon="@mipmap/ic_launcher" android:label="@string/app_name" android:roundIcon="@mipmap/ic_launcher_round" android:supportsRtl="true" android:theme="@style/AppTheme"> <activity android:name=".MainActivity"> <intent-filter> <action android:name="android.intent.action.MAIN" /> <category android:name="android.intent.category.LAUNCHER" /> </intent-filter> </activity> </application> </manifest>
アプリの実行と動作確認
それでは、アプリケーションを実行してみましょう。ここでは、実際のAndroid端末をパソコンに接続しているものとします。Android Studioからアプリを実行するには、プロジェクト内のいずれかのアクティビティファイルを開き、ツールバーの「Run」アイコンをクリックしてください。接続済みのモバイルデバイスを選択すると、端末の画面に以下のように表示されます。

このように、イマーシブモードを活用することで、ナビゲーションバーを非表示にした全画面アプリを実現できます。動画プレーヤーやゲーム、デジタルサイネージなど、画面全体を活用したいアプリ開発の参考にしてみてください。
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