AndroidのListViewでネストされた(2次元)配列を表示する方法【サンプルコード付き】
この記事では、AndroidアプリのListViewを使って、ネストされた(多次元)配列の値を画面に表示する方法を、実際のコード例とともにわかりやすく解説します。2次元配列のデータを1つのリストとして展開して表示する基本的な手法をマスターしましょう。
全体の流れ
今回作成するのは、2次元配列に格納された複数の文字列データをListViewに展開して一覧表示するシンプルなアプリです。手順は以下の通りです。
- Android Studioで新規プロジェクトを作成する
- レイアウトファイル(activity_main.xml)にListViewを配置する
- MainActivityでネストされた配列を展開し、Adapter経由でListViewにセットする
ステップ1:新規プロジェクトの作成
まず、Android Studioを起動し、メニューから「File → New Project」を選択して新しいプロジェクトを作成します。必要な項目(プロジェクト名、パッケージ名、保存先など)をすべて入力してプロジェクトを完成させてください。
ステップ2:レイアウトファイルの編集
次に、res/layout/activity_main.xml に以下のコードを追加します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<LinearLayout xmlns:android="https://schemas.android.com/apk/res/android"
xmlns:tools="https://schemas.android.com/tools"
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="match_parent"
android:orientation="vertical"
android:gravity="center_horizontal"
android:layout_marginTop="30dp"
tools:context=".MainActivity">
<ListView
android:id="@+id/list"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content">
</ListView>
</LinearLayout>このコードでは、ルート要素として垂直方向のLinearLayoutを配置し、その中に配列の値を表示するためのListViewを1つ設置しています。IDは list としており、後ほどJavaコードから参照します。
ステップ3:MainActivity.java の実装
続いて、src/MainActivity.java に以下のコードを記述します。
package com.example.myapplication;
import android.os.Bundle;
import android.support.v7.app.AppCompatActivity;
import android.util.Log;
import android.widget.ArrayAdapter;
import android.widget.EditText;
import android.widget.ListView;
import java.util.ArrayList;
import java.util.Arrays;
import java.util.Collections;
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
ListView list;
String[][] deepArr = new String[][] {{"Sai", "Gopal"}, {"Pallavi", "Priya"}};
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
list = findViewById(R.id.list);
ArrayList<String> arrayList = new ArrayList<String>();
for(String[] s:deepArr) {
for(String s1:s)
arrayList.add(s1);
}
ArrayAdapter adapter = new ArrayAdapter<String>(this,
android.R.layout.simple_list_item_1, arrayList);
list.setAdapter(adapter);
}
}コードのポイント
- deepArr:表示したいデータを持つ2次元配列です。ここでは {"Sai", "Gopal"} と {"Pallavi", "Priya"} の2組の文字列が格納されています。
- 二重のfor文による展開:外側のfor文で各行(String配列)を取り出し、内側のfor文で各要素を順番にArrayListへ追加することで、ネストされた配列をフラットなリストに変換しています。
- ArrayAdapter:Android標準のレイアウト
android.R.layout.simple_list_item_1を使い、変換したArrayListをListViewにバインドしています。
アプリの実行
それでは、実際にアプリを実行してみましょう。実機のAndroidスマートフォンをPCに接続していることを前提に説明します。
- Android Studioでプロジェクト内の任意のアクティビティファイルを開きます。
- ツールバーの実行(Run)アイコンをクリックします。
- 接続中のモバイルデバイスを選択します。
すると、接続した端末の画面にアプリが起動し、次のような結果が表示されます。

実行結果の確認
上記の実行結果のとおり、2次元配列に格納されていた「Sai」「Gopal」「Pallavi」「Priya」という4つの値が、ネスト構造から展開され、ListViewの各行に正しく一覧表示されていることが確認できます。
このように、二重ループでネストされた配列を展開してArrayListに詰め替えれば、標準のArrayAdapterだけで簡単に多次元データをリスト表示できます。JSONレスポンスなど階層構造を持つデータを扱う際にも応用できるテクニックなので、ぜひ覚えておきましょう。
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