C++でN以下のジャンピングナンバーをすべて出力する方法
この記事では、与えられた数値 n 以下のジャンピングナンバー(Jumping Numbers)をすべて出力するC++プログラムを紹介します。
ジャンピングナンバーとは?
ジャンピングナンバーとは、隣り合う桁どうしの差が必ず「1」になっている数のことです。例えば、4565、98、7 などが該当します。
- すべての1桁の数字(0〜9)は、ジャンピングナンバーとみなされます。
- 235 のように、隣接する桁の差が1以外になる箇所がある数は、ジャンピングナンバーではありません。
問題の例
具体的な入力と出力の例を見てみましょう。
入力: N = 32 出力: 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 12 21 23 32
解法のアプローチ:グラフとして捉える
この問題を効率的に解くには、0 を起点とするグラフを想定し、そこから到達可能なすべてのノードを探索する方法が有効です。探索には BFS(幅優先探索)または DFS(深さ優先探索)を使用できます。
グラフの構築ルールはシンプルです。ある数 num の末尾の桁を d とするとき、次の候補となる子ノードは以下のように決まります。
- 末尾が 0 の場合 → 「num×10 + 1」のみを生成
- 末尾が 9 の場合 → 「num×10 + 8」のみを生成
- それ以外の場合 → 「num×10 + (d−1)」と「num×10 + (d+1)」の両方を生成
この条件で生成される数は、定義上すべてジャンピングナンバーになります。
C++での実装例
以下のコードは、BFSを用いてこの解法を実装したものです。
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
void traverse(int N, int num) {
queue<int> q;
q.push(num);
while (!q.empty()) {
num = q.front();
q.pop();
if (num <= N) {
cout << num << " ";
int last_dig = num % 10;
if (last_dig == 0)
q.push((num * 10) + (last_dig + 1));
else if (last_dig == 9)
q.push((num * 10) + (last_dig - 1));
else {
q.push((num * 10) + (last_dig - 1));
q.push((num * 10) + (last_dig + 1));
}
}
}
}
void printJumpingNumber(int N) {
cout<<0<<" ";
for (int i = 1; i <= 9 && i <= N; i++)
traverse(N, i);
}
int main() {
int N = 54;
cout<<"Jumping Numbers less than "<<N<<" are :\n";
printJumpingNumber(N);
return 0;
}
実行結果
Jumping Numbers less than 54 are − 0 1 10 12 2 21 23 3 32 34 4 43 45 5 54 6 7 8 9
コードのポイント
- traverse関数:キューを使った幅優先探索(BFS)により、各ジャンピングナンバーから次の候補を順次生成していきます。
- N以下かどうかの判定:キューから取り出した数が N 以下の場合のみ出力し、その次の候補をキューへ追加します。N を超えた数はそれ以上展開されません。
- printJumpingNumber関数:まず 0 を出力し、1〜9 の各1桁の数字を起点として traverse を呼び出します。
なお、出力順序はBFSの探索順に依存するため、昇順にはなりません。ソートされた出力が必要な場合は、結果を一旦コンテナに格納してから並べ替えてください。
計算量について
各ノードから生成される子候補は最大2つなので、探索にかかる時間は n 以下のジャンピングナンバーの個数に比例します。d 桁のジャンピングナンバーは高々 9 × 2(d−1) 個程度しか存在しないため、n の大きさそのものに比べて非常に少ないノードだけで済む、効率的なアルゴリズムです。
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