C++の三項演算子で最大値を求める方法|2つ・3つ・4つの数値に対応したサンプルコード
この記事では、与えられた複数の数値の中から最大値を求めるC++プログラムを、三項演算子(条件演算子)だけを使って実装する方法を解説します。
扱う数値のパターンは次の3種類です。
- 2つの数値
- 3つの数値
- 4つの数値
コードの説明
ここでは、2つ・3つ・4つのいずれかの個数で数値が与えられ、三項演算子を活用してその中の最大の要素を見つけます。if文や標準ライブラリのmax関数などは使わず、三項演算子の組み合わせだけで条件分岐を実現するのがポイントです。
具体例で問題のイメージをつかみましょう。
2つの数値
入力: 4, 54
出力: 54
3つの数値
入力: 14, 40, 26
出力: 40
4つの数値
入力: 10, 54, 26, 62
出力: 62
解決アプローチ
三項演算子は「条件 ? 真のときに返す値 : 偽のときに返す値」という形式で記述します。この式を入れ子(ネスト)にすることで、3つ以上の数値の比較にも対応できます。
各ケースにおける三項演算子の実装は以下のとおりです。
2つの数値(a, b)の場合:
a > b ? a : b
3つの数値(a, b, c)の場合:
(a>b) ? ((a>c) ? a : c) : ((b>c) ? b : c)
まずaとbを比較し、大きい方の値とcを比較することで、最終的な最大値を1文で求めています。
4つの数値(a, b, c, d)の場合:
(a>b && a>c && a>d) ?
a :
(b>c && b>d) ?
b :
(c>d)? c : d
aが残り3つすべてより大きければaを返し、そうでなければbがc・dより大きいかどうかを判定、最後にcとdの大小を比較して最大値を確定させます。
2つの数値の最大値を求めるサンプルコード
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
int a = 4, b = 9;
cout<<"2つの要素のうち大きい方は "<<( (a > b) ? a : b );
return 0;
}
実行結果
2つの要素のうち大きい方は 9
3つの数値の最大値を求めるサンプルコード
#include <iostream>
using namespace std;
int findMax(int a, int b, int c){
int maxVal = (a>b) ?
((a>c) ?
a : c) :
((b>c) ?
b : c);
return maxVal;
}
int main() {
int a = 4, b = 13, c = 7;
cout<<"3つの要素のうち大きい方は "<<findMax(a, b, c);
return 0;
}
実行結果
3つの要素のうち大きい方は 13
4つの数値の最大値を求めるサンプルコード
#include <iostream>
using namespace std;
int findMax(int a, int b, int c, int d){
int maxVal = ( (a>b && a>c && a>d) ? a :
(b>c && b>d) ? b :
(c>d)? c : d );
return maxVal;
}
int main() {
int a = 4, b = 13, c = 7, d = 53;
cout<<"4つの要素のうち大きい方は "<<findMax(a, b, c, d);
return 0;
}
実行結果
4つの要素のうち大きい方は 53
まとめ
三項演算子を入れ子にすれば、if文を使わずに2つ以上の数値の最大値を簡潔に求められます。ただし、比較対象が増えるほど式が長くなり読みにくくなるため、実務では上記のように関数として切り出し、再利用しやすい形にしておくのがおすすめです。
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