JavaScriptでセット(Set)を使うべきシーンはいつ?基本メソッドとES6での使い方
JavaScriptにおいてセット(Set)を使うのが適切なのは、どのような場面でしょうか。
まず挙げられるのは、要素の順序が重要ではなく、重複しない一意の値だけを格納したい場合です。また、格納したデータに対して「ある値が含まれているかどうか」を頻繁にチェックしたい場合にも、セットは最適な選択肢となります。セットは存在判定に特化した構造のため、配列のincludes()を使うよりも効率的に処理できることが多いのです。
さらに、数学の集合と同じように、和集合・積集合・差集合といった集合演算を行いたい場面でも、セットは非常に役立ちます。
この記事では、独自にセットを実装する方法と、ES6で標準搭載された組み込みのSetクラスを使う方法の両方を見ていきましょう。
実装するメソッドの一覧
ES6のセットAPIには、以下のようなメソッドが用意されています。ここでは、これらのメソッドを自前で実装するとともに、組み込みクラスでの実際の使い方についても確認していきます。
- add() — 新しい要素をセットに追加します
- clear() — セットからすべての要素を削除します
- delete() — 指定した特定の要素をセットから削除します
- has() — 指定した値がセット内に存在するかどうかを確認します
- values() — セット内のすべての値を取得します
ES6のSetクラスの基本的な使い方
参考として、組み込みのSetクラスを使った基本的なコード例を紹介します。
const mySet = new Set();
// 要素の追加
mySet.add(1);
mySet.add(2);
mySet.add(1); // 重複しているため無視される
console.log(mySet.has(1)); // true
console.log(mySet.values()); // [1, 2]
// 特定の要素を削除
mySet.delete(2);
console.log(mySet.has(2)); // false
// すべての要素を削除
mySet.clear();
console.log(mySet.size); // 0
このように、セットを活用することで「重複の排除」と「高速な存在判定」をシンプルなコードで実現できます。用途に応じて、独自実装と組み込みクラスを使い分けてみてください。
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