CSSセレクター解説:「div ~ div」と「div:not(:first-of-type)」の違いとは?
結論:マッチする要素は同じ
div ~ div(一般兄弟結合子)と div:not(:first-of-type) は、マッチする要素という点ではまったく同じです。どちらのセレクターも「共通の親を持つ兄弟要素の中で、最初の div 以外のすべての div」に一致します。
それでは、具体的なHTMLの例を使って、各セレクターがどの要素に一致するのかを確認してみましょう。
<section> <div></div> <!-- div:first-child または div:first-of-type --> <div></div> <!-- div+div / div~div / div:nth-of-type(2) --> <p></p> <div></div> <!-- div+p+div / div~div / div:nth-of-type(3)。ただし div+div は不一致 --> </section> <section> <h1></h1> <!-- h1:first-child --> <div></div> <!-- div:first-of-type / div:nth-child(2) --> <div></div> <!-- div~div / div:nth-of-type(2) / div:nth-child(3) --> </section>
この例からわかるように、div ~ div は「直前・直前以外を問わず、前に div 兄弟が存在する要素」に一致し、div:not(:first-of-type) は「同種の要素の中で最初ではない div」に一致します。結果として、両者が指す要素の集合は常に同一になります。
実際の違いは「詳細度(Specificity)」
両者の実質的な違いは、CSS の詳細度(specificity)にあります。もし同じ要素に対して、両方のセレクターを使用した CSS ルールが定義されている場合、div:not(:first-of-type) を含むルールの方が優先的に適用されます。
これは、:first-of-type 疑似クラスが詳細度を引き上げるためです。具体的には、div ~ div の詳細度は型セレクター2つ分の「(0,0,2)」である一方、div:not(:first-of-type) は疑似クラス1つと型セレクター1つ分の「(0,1,1)」となり、後者の方が高い優先順位を持ちます。
使い分けのポイント
スタイルの適用結果は同じでも、コードの意図が伝わりやすさという観点で使い分けるとよいでしょう。div ~ div は「ある要素の後に続く要素」という構造上の関係を表現するのに向いており、div:not(:first-of-type) は「先頭以外の要素すべて」という除外条件を明示したい場合に適しています。
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