CSSのみで実現する円形アニメーション:border-radiusと透明な背景を使った円の描き方
CSSのみを使用して、透明な背景を持つ円を描画したい場合は、border-radiusプロパティとボーダー色の組み合わせを活用します。本記事では、回転する円弧のアニメーションを例に、具体的な実装手順をわかりやすく解説します。
円を描画するためのCSSコード
以下のコードでは、ページ全体に斜めのストライプ背景を敷き、その上で半円状の弧が回転するアニメーションを実現しています。最大のポイントは、太いボーダーのうち上部と左側のみに色を付け、残りの部分を透明にすることで「円弧」を表現している点です。
body {
background: repeating-linear-gradient(45deg, white 0px, green 100px);
height: 400px;
background-size: 400px 400px;
background-repeat: no-repeat;
}
html {
height: 100%;
}
#box {
position: absolute;
width: 400px;
height: 400px;
border: solid blue 2px;
animation: colors 5s infinite;
}
#demo {
width: 50%;
height: 100%;
right: 0px;
position: absolute;
overflow: hidden;
transform-origin: left center;
animation: cliprotate 18s steps(2) infinite;
-webkit-animation: cliprotate 18s steps(2) infinite;
}
.circlehalf {
box-sizing: border-box;
height: 100%;
right: 0px;
position: absolute;
border: solid 20px transparent;
border-top-color: blue;
border-left-color: blue;
border-radius: 50%;
}
#clipped {
width: 200%;
animation: rotate 8s linear infinite;
-webkit-animation: rotate 8s linear infinite;
}
#fixed {
width: 100%;
transform: rotate(145deg);
animation: showfixed 18s steps(2) infinite;
-webkit-animation: showfixed 18s linear infinite;
}
@-webkit-keyframes cliprotate {
0% {transform: rotate(0deg);}
100% {transform: rotate(360deg);}
}
@keyframes cliprotate {
0% {transform: rotate(0deg);}
100% {transform: rotate(360deg);}
}
@-webkit-keyframes rotate {
0% {transform: rotate(-45deg);}
100% {transform: rotate(135deg);}
}
@keyframes rotate {
0% {transform: rotate(-45deg);}
100% {transform: rotate(135deg);}
}
@-webkit-keyframes showfixed {
0% {opacity: 0;}
49.9% {opacity: 0;}
50% {opacity: 1;}
100% {opacity: 1;}
}
※上記コードの#boxで指定しているcolorsアニメーションを使用する場合は、用途に合わせて別途@keyframes colorsを定義してください。
対応するHTML構造
CSSを適用するHTMLマークアップは非常にシンプルです。外枠となる#boxの中に、クリップされる側の弧(#clipped)と、固定される側の弧(#fixed)を配置しています。
<div id="box">
<div id="demo">
<div class="circlehalf" id="clipped">
</div>
</div>
<div class="circlehalf" id="fixed">
</div>
</div>
コードのポイント解説
1. 円弧の作り方
.circlehalfクラスでは、20pxの太いボーダーを設定しつつ、border-top-colorとborder-left-colorだけを青色に指定しています。それ以外のボーダーは透明なため、実際に描画されるのは半円状の弧のみです。さらにbox-sizing: border-boxとborder-radius: 50%を組み合わせることで、ボーダーを含めた状態で正確な円形を保っています。
2. アニメーションの仕組み
- cliprotate:外側のコンテナ(
#demo)を0度から360度まで回転させます。steps(2)により補間なしの段階的な動きになります。 - rotate:内部の弧(
#clipped)を-45度から135度の範囲で線形的に回転させ、見える弧の長さを変化させています。 - showfixed:固定側の弧(
#fixed)の不透明度を周期の半分(50%)で切り替え、回転アニメーションとタイミングを同期させています。
3. ブラウザ互換性への配慮
各アニメーションには-webkit-プレフィックス付きの定義も併記されています。これにより、WebKit系ブラウザでも同様の動作が期待できます。最近のモダンブラウザであれば標準の@keyframesとanimationプロパティだけで十分ですが、古い環境をサポートする必要がある場合はプレフィックスを残しておくと安心です。
このように、画像やJavaScriptに頼らなくても、border-radiusと透明なボーダー色を工夫するだけで、動的な円形アニメーションをCSSのみで実装できます。ローディングインジケーターやプログレスリングなど、さまざまな場面に応用できるテクニックなので、ぜひ実際のプロジェクトでも試してみてください。
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