Pythonでパッケージ内のすべてのサブモジュールを一括インポートする方法(import * の使い方と注意点)
Pythonでは「from モジュール名 import *」という記述を使うことで、パッケージやモジュール内のすべてのサブモジュールや公開されている名前を一括でインポートできます。
例えば、myModule というモジュールからすべての名前を取り込み、関数やクラスを呼び出す際に「myModule.」というプレフィックスを付けたくない場合は、次のように書きます。
>>> from myModule import *
これにより、myModule 内に定義された関数やクラスなどを、プレフィックスなしで直接利用できるようになります。
import * を使う際の注意点
ただし、import * の使用には十分な注意が必要です。ある程度規模の大きいコードでは、一度 import * を使ってしまうと、後から削除するのが極めて難しくなります。主な理由は以下の通りです。
- コード内で使用している名前がどのモジュール由来なのか判別しづらくなる
- 「もうこのインポートは不要になった」と思っていても、実際にはまだ依存している可能性があり、確信を持って確認することが困難
- 名前空間が乱雑になり、自モジュール内で自由に名前を定義できる余地が減ってしまう
つまり import * は名前空間を汚染し、コードの保守性を大きく損なう可能性があります。
推奨される代替手段
実務では、ワイルドカードインポートを避けて、次のような方法が推奨されています。
- 必要な名前だけを明示的にインポートする:
from myModule import funcA, ClassB - モジュール全体をインポートして明示的に参照する:
import myModule
Python公式のスタイルガイドである PEP 8 でも import * の使用は非推奨とされており、コードの可読性と保守性を高めるためにも、明示的なインポートを心がけることがベストプラクティスです。
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