Pythonでファイルのハードリンクを作成する方法【os.linkの使い方】
Pythonでは、標準ライブラリの os モデルに含まれる os.link(src, dst) メソッドを使うことで、ハードリンクを簡単に作成できます。このメソッドは、src で指定した既存ファイルへのハードリンクを、dst という名前で新しく作成します。既存ファイルの複製を手軽に作りたい場合に非常に便利な機能です。
ハードリンクとは?
ハードリンクとは、同じファイルデータ(inode)を指す「別名」のようなものです。元のファイルとハードリンク先は完全に同じ実体を共有しているため、ディスク容量をほとんど消費せずにファイルのコピーを作成できます。また、どちらか一方を削除しても、もう一方はそのまま残るという特徴があります。
基本的な使い方
例えば、「photo.jpg」というファイルがあり、それへのハードリンクとして「my_photo.jpg」という名前のリンクを作成したい場合は、以下のように記述するだけです。
>>> import os
>>> os.link('photo.jpg', 'my_photo.jpg')
このコードを実行した後、カレントディレクトリ内のファイル一覧を確認すると、「my_photo.jpg」が作成されていることがわかります。「photo.jpg」と「my_photo.jpg」は同一のデータを指しているため、片方の内容を変更するともう片方にも反映されます。
利用時の注意点
os.link() はLinuxやmacOSなどのUnix系OSで広く利用できます。Windows環境でもNTFSファイルシステム上であれば動作しますが、FAT32などでは利用できない場合があるため注意が必要です。また、dst にすでに存在するファイル名を指定すると FileExistsError が発生するので、必要に応じて os.path.exists() などで事前に存在チェックを行うと安全です。
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