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Python Tkinterでボタンにスタイルを適用する方法を解説

Tkinterは、PythonでGUIアプリケーションを構築するための標準ツールキットであり、直感的なインターフェース開発を強力にサポートします。ボタンのスタイリングにおいても、フォント、サイズ、文字色などを自由にカスタマイズできる柔軟な仕組みが用意されています。本記事では、キャンバス上の特定のボタンだけにスタイルを適用する方法と、すべてのボタンに一括でスタイルを適用する方法を、具体的なコード例とともに解説します。

特定のボタンにスタイルを適用する

まず、キャンバス上に2つのボタンが配置されており、1つ目のボタンにのみスタイルを適用したいケースを考えてみましょう。この場合は、ttkのStyleクラスを使って「W.TButton」という独自のスタイル名を定義し、フォントと前景色(foreground)を設定します。スタイルを適用したいボタン側では、style='W.TButton'のようにスタイル名を指定します。

サンプルコード

from tkinter import *
from tkinter.ttk import *

# キャンバス(ウィンドウ)の設定
canv = Tk()
canv.geometry('200x150')

# スタイルオブジェクトを作成
sto = Style()

# スタイルを設定
sto.configure('W.TButton', font=('Arial', 10, 'underline'),
foreground='Green')

# スタイルを適用したボタン
btns = Button(canv, text='Welcome !',
      style='W.TButton',
      command=canv.destroy)
btns.grid(row=0, column=1, padx=50)

# スタイルを適用していないボタン
btnns = Button(canv, text='Click to Start !', command=None)
btnns.grid(row=1, column=1, pady=10, padx=50)

canv.mainloop()

実行結果

上記のコードを実行すると、以下のような画面が表示されます。

Python Tkinterでボタンにスタイルを適用する方法を解説

1つ目の「Welcome !」ボタンには緑色の下線付きフォントが適用されている一方、2つ目のボタンはデフォルトの外観のまま表示されます。このように、独自のスタイル名(W.TButton)を指定したボタンだけに、個別のデザインを反映させることが可能です。

すべてのボタンにスタイルを適用する

すべてのボタンに同じスタイルをまとめて適用したい場合は、スタイル名として「TButton」を使用します。「TButton」はttkにおけるボタンの基本スタイル名であるため、この名前で設定を行うと、キャンバス上のすべてのボタンに自動的にスタイルが反映されます。

サンプルコード

from tkinter import *
from tkinter.ttk import *

canv = Tk()
canv.geometry('200x150')

# スタイルオブジェクトを作成
sto = Style()

# スタイルを設定
sto.configure('TButton', font=('calibri', 10, 'bold', 'underline'),
foreground='Green')

# ボタン1
btns = Button(canv, text='Welcome !',
      style='TButton',
      command=canv.destroy)
btns.grid(row=0, column=1, padx=50)

# ボタン2
btnns = Button(canv, text='Click to start !', command=None)
btnns.grid(row=1, column=1, pady=10, padx=50)

canv.mainloop()

実行結果

上記のコードを実行すると、以下のような画面が表示されます。

Python Tkinterでボタンにスタイルを適用する方法を解説

今回は2つ目のボタンに明示的にスタイルを指定していませんが、「TButton」がデフォルトのボタンスタイルとして上書きされるため、両方のボタンに緑色の太字・下線付きフォントが適用されています。

まとめ

Tkinter(ttk)のStyleクラスを使えば、ボタンの見た目を簡単にカスタマイズできます。重要なのはスタイル名の使い分けです。

  • W.TButton:独自のスタイル名を定義し、特定のボタンにのみ適用する
  • TButton:基本スタイルを上書きし、すべてのボタンに一括適用する

フォントや文字色以外にも、背景色やパディングなどさまざまなオプションを組み合わせられるので、アプリケーションのデザインに合わせて柔軟に調整してみてください。

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