Pythonのdifflibでリストから入力文字列に近い一致を検索する方法
ある単語が与えられたとき、それと完全に一致するものではなく、パターンが似ている別の単語(近似一致)を見つけたいことがあります。Pythonでは、標準ライブラリのdifflibモジュールに含まれるget_close_matchesメソッドを使うことで、このような曖昧なマッチングを簡単に実現できます。
get_close_matchesメソッドとは
get_close_matchesは、difflibモジュールの一部であり、指定した候補の中から対象の単語に最も近い一致を返してくれるメソッドです。構文は以下の通りです。
difflib.get_close_matches(word, possibilities, n, cutoff)
各引数の説明
- word: マッチさせたい対象の単語。
- possibilities: 比較対象となる候補(パターン)のリスト。
- n: 返す近似一致の最大数。0より大きい値を指定する必要があります。
- cutoff: 0から1の間のfloat値。このスコアに達しない候補は無視されます。
使用例
次の例では、対象となる単語と、比較用の候補リストを用意し、get_close_matchesメソッドを適用して結果を取得します。
from difflib import get_close_matches
word = 'banana'
patterns = ['ana', 'nana', 'ban', 'ran', 'tan']
print('matched words:', get_close_matches(word, patterns))
実行結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
matched words: ['nana', 'ban', 'ana']
このように、「banana」に対する類似度の高い順に「nana」「ban」「ana」が返されていることがわかります。デフォルトではn=3、cutoff=0.6が設定されているため、必要に応じてこれらの引数を調整することで、より柔軟なマッチングが可能になります。
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