Pythonで重複文字のない連結文字列の最大の長さを求めるプログラム
問題概要
文字列のリスト words が与えられます。ここからいくつかの単語(部分列)を選んで連結し、「すべての文字が一意(重複なし)」となる文字列を作ることを考えます。そのような連結の中で、最も長くなるものの長さを求めるのがこの問題の目的です。
例えば、words = ["xyz", "xyw", "wab", "cde"] の場合、答えは 9 になります。「xyz」「wab」「cde」の3つを選んで連結すると「xyzwabcde」となり、x・y・z・w・a・b・c・d・e の9文字がすべて異なるためです。
アプローチ:再帰による全探索
この問題は、各単語に対して「連結に使う / 使わない」の2択を順番に試していく再帰的な探索(バックトラッキング)で解くことができます。手順は次の通りです。
- 答えを格納する変数
ansを 0 で初期化します。 - 再帰関数
recur(i, cur)を定義します。iは現在見ている単語のインデックス、curはこれまでに連結した文字列です。 iが単語の総数と等しくなったら、ansとlen(cur)の大きい方でansを更新して終了します。- まず現在の単語を「使わない」ケースとして
recur(i + 1, cur)を呼び出します。 words[i]自体に重複文字がなく、かつcur + words[i]にも重複がない場合は、「使う」ケースとしてrecur(i + 1, cur + words[i])も呼び出します。- メイン処理から
recur()を呼び出し、最後にansを返します。
Pythonでの実装例
class Solution:
def solve(self, words):
ans = 0
def is_all_unique(s):
return len(set(s)) == len(s)
def recur(i=0, cur=""):
nonlocal ans
if i == len(words):
ans = max(ans, len(cur))
return
# 現在の単語を使わない場合
recur(i + 1, cur)
# 重複がなければ、現在の単語を使う場合も試す
if is_all_unique(words[i]) and is_all_unique(cur + words[i]):
recur(i + 1, cur + words[i])
recur()
return ans
ob = Solution()
words = ["xyz", "xyw", "wab", "cde"]
print(ob.solve(words))
入力
["xyz", "xyw", "wab", "cde"]
出力
9
ポイント解説
is_all_unique() 関数では、文字列を set に変換したときの要素数が元の文字数と一致するかどうかで、重複の有無を判定しています。セットに変換すると重複が自動的に取り除かれるため、長さが変わらなければ「すべての文字が一意」であると分かります。
計算量の面では、各単語ごとに「使う / 使わない」の2通りの分岐が生じるため、最悪の場合は O(2^n) の探索になります。ただし、重複が発生した時点でその分岐を打ち切る(枝刈りする)ことで、無駄な探索を大幅に削減できます。さらに高速化したい場合は、各単語の文字集合をビットマスク(整数)で表現し、ビット演算の AND で重複を判定する手法が有効です。
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