Javaでコンストラクターにfinalを付けられない理由を解説
finalキーワードの役割とは
Javaにおけるfinalキーワードは、メソッドがサブクラスでオーバーライドされることを防ぐために使用されます。finalが付いたメソッドは、たとえ継承関係にあっても子クラス側で再定義することはできません。
コンストラクターはオーバーライドできない
一方、コンストラクターはそもそもオーバーライドの対象になりません。その理由は、コンストラクターが継承されないためです。
サブクラスはスーパークラスのコンストラクターを受け継ぐことができず、必ず独自のコンストラクターを定義します。オーバーライドという概念自体が成立しない以上、それを禁止するためのfinalを付ける意味もありません。
このため、Javaの言語仕様として、コンストラクターにfinalを指定することは許可されていません。
実際に指定するとコンパイルエラーになる
public class Sample {
public final Sample() { // コンパイルエラー
// 処理
}
}
上記のようにコンストラクターにfinalを付けると、コンパイラによって「修飾子が不正(illegal modifier)」といったエラーが出力され、ビルドに失敗します。
まとめ
finalは「オーバーライドの禁止」を目的としたキーワードです。しかし、コンストラクターは継承されず、オーバーライドされることが一切ないため、finalを付ける必要性が存在しません。その結果、Javaではコンストラクターに対してfinalを指定することができない仕様になっています。
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