Javaでリストから重複要素を削除する2つの方法|LinkedHashSetとStream APIのdistinct()
JavaのList(リスト)から重複する要素を削除したい場面は少なくありません。本記事では、代表的な2つの手法――LinkedHashSetを利用する方法と、Stream APIのdistinct()メソッドを利用する方法――を、サンプルコードと実行結果つきでわかりやすく解説します。
方法1: LinkedHashSetを使って重複を削除する
LinkedHashSetは、「重複した要素を許さない」かつ「挿入された順序を保持する」という特徴を持つコレクションです。そのため、ListをLinkedHashSetに変換するだけで、元の並び順を保ったまま重複要素を簡単に取り除くことができます。
サンプルコード
import java.util.ArrayList;
import java.util.LinkedHashSet;
import java.util.Set;
public class Demo {
public static void main(String[] args) {
ArrayList<String> list = new ArrayList<String>();
list.add("Jacob");
list.add("Gary");
list.add("Gary");
list.add("Harry");
list.add("Harry");
list.add("Kevin");
System.out.println("List = " + list);
// ListをLinkedHashSetに変換して重複を除去
Set<String> set = new LinkedHashSet<String>(list);
System.out.println("重複削除後のリスト = " + set);
}
}
実行結果
List = [Jacob, Gary, Gary, Harry, Harry, Kevin] 重複削除後のリスト = [Jacob, Gary, Harry, Kevin]
この方法のポイント
- 順序が保持される: LinkedHashSetは挿入順序を維持するため、元のリストの並び順がそのまま反映されます。
- 重複が自動的に排除される: Setインターフェースの実装クラスなので、同一の要素は1つしか格納されません。
- コードがシンプル: コンストラクタにListを渡すだけで変換でき、初心者にも扱いやすい方法です。
方法2: Stream APIのdistinct()メソッドを使う
Java 8以降では、Stream APIのdistinct()メソッドを使うことで、よりモダンで簡潔なコードを実現できます。distinct()は各要素のequals()メソッドに基づいて重複を判定し、出現順序を保持したまま一意な要素だけを新しいListとして取得できます。
サンプルコード
import java.util.ArrayList;
import java.util.Arrays;
import java.util.List;
import java.util.stream.Collectors;
public class Demo {
public static void main(String[] args) {
List<String> list = new ArrayList<String>(
Arrays.asList("Ryan", "Kevin", "Ryan", "Harry", "Mark", "Mark"));
System.out.println("ArrayList = " + list);
// distinct()で重複を除外し、新しいListとして収集
List<String> list2 = list.stream()
.distinct()
.collect(Collectors.toList());
System.out.println("重複削除後のArrayList = " + list2);
}
}
実行結果
ArrayList = [Ryan, Kevin, Ryan, Harry, Mark, Mark] 重複削除後のArrayList = [Ryan, Kevin, Harry, Mark]
2つの方法の比較
| 項目 | LinkedHashSet | Stream API(distinct()) |
|---|---|---|
| 対応バージョン | すべてのJavaバージョン | Java 8以降 |
| コードの書き方 | シンプルで直感的 | 関数型スタイルで簡潔 |
| 順序の保持 | ○(挿入順) | ○(出現順) |
| 戻り値の型 | Set | List |
まとめ
JavaでListから重複要素を削除する場合、LinkedHashSetを使った変換が最も手軽で広く知られている方法です。一方、Java 8以降の環境であれば、Stream APIのdistinct()を活用することで、宣言的で読みやすいコードを書けます。どちらの方法も元のリストの順序を保ちながら重複を除去できるため、プロジェクトのJavaバージョンや好みのコーディングスタイルに合わせて使い分けるのがおすすめです。
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