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Javaのデフォルトコンストラクタとは?意味と仕組みをわかりやすく解説

コンストラクタとは

コンストラクタ(constructor)はメソッドに似た仕組みで、クラスのオブジェクト(インスタンス)を生成するタイミングで自動的に呼び出されます。主に、クラスのインスタンス変数を初期化するために使用されます。コンストラクタには以下のような特徴があります。

  • クラス名と同じ名前を持つ
  • 戻り値の型を持たない(voidも指定しない)

デフォルトコンストラクタとは

Javaにおけるデフォルトコンストラクタとは、引数なしで自動的に提供されるコンストラクタのことです。プログラマが明示的にコンストラクタを1つも定義していない場合、Javaコンパイラが自動的にこのデフォルトコンストラクタをクラスに追加します。

デフォルトコンストラクタは、クラスのデータメンバ(フィールド)を各型のデフォルト値で初期化します。例えば、int型なら「0」、double型なら「0.0」、boolean型なら「false」、参照型なら「null」です。

デフォルトコンストラクタの動作確認

次の例では、コンストラクタを一切定義していません。

public class Sample {
    int num;
    public static void main(String args[]){
        System.out.println(new Sample().num);
    }
}

このプログラムをコンパイルして実行すると、デフォルトコンストラクタによってint型変数numが「0」で初期化されるため、実行結果は「0」と表示されます。

javapコマンドで確認する

javapコマンドを使用すると、クラスが持つフィールド・コンストラクタ・メソッドの情報を表示できます。上記のクラスをコンパイルした後にjavapコマンドを実行すると、コンパイラが自動的に追加したデフォルトコンストラクタを確認できます。

D:\>javap Sample
Compiled from "Sample.java"
public class Sample {
    int num;
    public Sample();
    public static void main(java.lang.String[]);
}

「public Sample();」という行が、コンパイラによって自動生成されたデフォルトコンストラクタです。

明示的なコンストラクタを定義した場合

なお、ユーザーが何らかのコンストラクタを定義した場合は、コンパイラによるデフォルトコンストラクタの自動生成は行われません。以下の例では、引数なしのコンストラクタと、引数ありのコンストラクタ(オーバーロード)を明示的に定義しています。

public class Sample{
    int num;
    Sample(){
        num = 100;
    }
    Sample(int num){
        this.num = num;
    }
    public static void main(String args[]){
        System.out.println(new Sample().num);
        System.out.println(new Sample(1000).num);
    }
}

実行結果:

100
1000

まとめ

  • コンストラクタはオブジェクト生成時に呼び出され、インスタンス変数の初期化に使われる
  • コンストラクタを1つも定義しない場合、コンパイラが自動的にデフォルトコンストラクタを追加する
  • デフォルトコンストラクタはフィールドをデフォルト値(int型なら0など)で初期化する
  • 明示的にコンストラクタを定義すると、デフォルトコンストラクタは生成されなくなるため注意が必要
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