MySQLストアドプロシージャでWHERE IN()を使う方法
MySQLのストアドプロシージャ内でWHERE IN()句を動的に扱いたい場面は多くあります。本記事では、実際にテーブルを作成し、ストアドプロシージャを定義して、IN()条件に複数の値を渡して実行するまでの手順を解説します。
1. サンプルテーブルの作成
まず、以下のコマンドでテーブルを作成します。
mysql> create table DemoTable
-> (
-> Id int,
-> Name varchar(20)
-> );
Query OK, 0 rows affected (0.69 sec)
2. レコードの挿入
INSERTコマンドを使って、いくつかのレコードをテーブルに挿入します。
mysql> insert into DemoTable values(100,'Chris');
Query OK, 1 row affected (0.12 sec)
mysql> insert into DemoTable values(101,'Bob');
Query OK, 1 row affected (0.18 sec)
mysql> insert into DemoTable values(102,'David');
Query OK, 1 row affected (0.18 sec)
3. データの確認
SELECT文でテーブル内の全レコードを表示してみましょう。
mysql> select * from DemoTable;
実行すると、次のような結果が得られます。
+------+-------+
| Id | Name |
+------+-------+
| 100 | Chris |
| 101 | Bob |
| 102 | David |
+------+-------+
3 rows in set (0.00 sec)
4. WHERE IN()を使うストアドプロシージャの作成
ここからが本題です。WHERE IN()を使用するストアドプロシージャを作成するクエリは以下の通りです。
mysql> DELIMITER //
mysql> CREATE PROCEDURE whereInDemo(in input varchar(100))
-> BEGIN
-> set @Query = 'select Name from DemoTable ';
-> set @Query = CONCAT(@Query,' where Id IN (',`input`,')');
-> prepare stmt from @Query;
-> execute stmt;
-> deallocate prepare stmt;
-> END //
Query OK, 0 rows affected (0.23 sec)
mysql> DELIMITER ;
このプロシージャのポイントは、引数として受け取った値(例:'100,102')を文字列としてSQL文に連結し、PREPARE/EXECUTEによるプリペアドステートメントとして動的に実行している点です。これにより、呼び出しごとに異なるIDのリストを柔軟に指定できます。
5. ストアドプロシージャの実行
作成したプロシージャは、CALLコマンドで呼び出せます。
mysql> call whereInDemo('100,102');実行すると、次のような結果が出力されます。
+-------+
| Name |
+-------+
| Chris |
| David |
+-------+
2 rows in set (0.04 sec)
Query OK, 0 rows affected, 1 warning (0.07 sec)
まとめ
このように、ストアドプロシージャ内でクエリ文字列を組み立ててプリペアドステートメントとして実行することで、WHERE IN()に可変数の値を渡すことが可能になります。IDの一覧など、実行時に条件が変わるケースで非常に便利な手法です。ただし、動的SQLではSQLインジェクションに注意が必要です。外部からの入力値をそのまま連結する場合は、事前に値の検証やサニタイズを行うことをおすすめします。
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