MySQLのGROUP_CONCATで各値を引用符付きで連結する方法
MySQLでは、CONCAT()関数とGROUP_CONCAT()関数を組み合わせることで、各値をシングルクォート(')で囲んだ状態で連結した文字列を簡単に取得できます。例えば、IN句に渡すためのIDリストを作成したい場合などに非常に便利なテクニックです。
基本構文
SELECT GROUP_CONCAT(CONCAT('''', yourColumnName, '''''')) AS anyVariableName FROM yourTableName;CONCAT()の中でカラム名をシングルクォート4つ('''')で挟むことで、各値が引用符で囲まれた形式になります。
動作確認用テーブルの作成
それでは、実際に構文を理解するためにテーブルを作成してみましょう。テーブル作成のクエリは以下の通りです。
mysql> CREATE TABLE Group_ConcatDemo
-> (
-> Id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
-> Value INT,
-> PRIMARY KEY(Id)
-> );
Query OK, 0 rows affected (1.56 sec)レコードの挿入
次に、INSERTコマンドを使ってテーブルにいくつかのレコードを挿入します。
mysql> INSERT INTO Group_ConcatDemo(Value) VALUES(100); Query OK, 1 row affected (0.24 sec) mysql> INSERT INTO Group_ConcatDemo(Value) VALUES(120); Query OK, 1 row affected (0.22 sec) mysql> INSERT INTO Group_ConcatDemo(Value) VALUES(234); Query OK, 1 row affected (0.11 sec) mysql> INSERT INTO Group_ConcatDemo(Value) VALUES(2345); Query OK, 1 row affected (0.24 sec) mysql> INSERT INTO Group_ConcatDemo(Value) VALUES(5678); Query OK, 1 row affected (0.14 sec) mysql> INSERT INTO Group_ConcatDemo(Value) VALUES(86879); Query OK, 1 row affected (0.16 sec)
登録データの確認
SELECT文ですべてのレコードを表示して、正しく登録されているか確認しましょう。
mysql> SELECT * FROM Group_ConcatDemo;
実行結果は以下の通りです。
+----+-------+ | Id | Value | +----+-------+ | 1 | 100 | | 2 | 120 | | 3 | 234 | | 4 | 2345 | | 5 | 5678 | | 6 | 86879 | +----+-------+ 6 rows in set (0.00 sec)
GROUP_CONCATで引用符付きの値を取得する
ここからが本題です。GROUP_CONCAT()を使って、各値をシングルクォートで囲みつつ連結するクエリは以下のようになります。
mysql> SELECT GROUP_CONCAT(CONCAT('''', Value, '''''')) AS SingleQuote FROM Group_ConcatDemo;実行結果は以下の通りです。
+-----------------------------------------+ | SingleQuote | +-----------------------------------------+ | '100','120','234','2345','5678','86879' | +-----------------------------------------+ 1 row in set (0.09 sec)
応用:区切り文字や順序の指定
デフォルトでは値はカンマ(,)で連結されますが、SEPARATOR句を使えば区切り文字を変更できます。また、ORDER BY句を組み合わせることで、連結される値の並び順も制御可能です。
mysql> SELECT GROUP_CONCAT(CONCAT('''', Value, '''''') ORDER BY Value ASC SEPARATOR ', ') AS SingleQuote FROM Group_ConcatDemo;このようにCONCAT()とGROUP_CONCAT()を組み合わせれば、SQLのIN条件などでそのまま使える「引用符付きの値リスト」をワンライナーで生成できます。大量のデータから特定の値セットを抜き出して別のクエリに渡したい場面で、ぜひ活用してみてください。
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