【MySQL】TRIM()関数で10進数(DECIMAL)の末尾のゼロを削除する方法
MySQLでは、TRIM()関数を使うことで、DECIMAL型(10進数)の値から末尾の不要なゼロを簡単に取り除くことができます。この記事では、具体的な構文と実行例をもとに、その手順をわかりやすく解説します。
末尾のゼロを削除する基本構文
末尾のゼロを削除するには、次のような構文を使用します。
SELECT TRIM(カラム名)+0 FROM テーブル名;
ポイントは、TRIM()の結果に+0を加えているところです。TRIM()単体では値が文字列として扱われてしまうため、+0を加算して数値へ変換することで、末尾のゼロが自動的に削除されます。
実際に試してみよう
1. テーブルを作成する
まず、動作確認用のテーブルを作成します。ここでは、小数点以下2桁のDECIMAL型カラム「Amount」を持つテーブルを用意しました。
mysql> create table removeTrailingZeroInDecimal
-> (
-> Id int not null auto_increment,
-> Amount decimal(5,2),
-> PRIMARY KEY(Id)
-> );
Query OK, 0 rows affected (1.01 sec)
2. サンプルデータを挿入する
続いて、INSERT文でいくつかレコードを登録します。
mysql> insert into removeTrailingZeroInDecimal(Amount) values(405.50); Query OK, 1 row affected (0.22 sec) mysql> insert into removeTrailingZeroInDecimal(Amount) values(23.05); Query OK, 1 row affected (0.17 sec) mysql> insert into removeTrailingZeroInDecimal(Amount) values(12.050); Query OK, 1 row affected (0.14 sec) mysql> insert into removeTrailingZeroInDecimal(Amount) values(125.23); Query OK, 1 row affected (0.14 sec) mysql> insert into removeTrailingZeroInDecimal(Amount) values(125.00); Query OK, 1 row affected (0.15 sec) mysql> insert into removeTrailingZeroInDecimal(Amount) values(126); Query OK, 1 row affected (0.14 sec)
3. 登録したデータを確認する
SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。
mysql> select *from removeTrailingZeroInDecimal;
実行結果は以下の通りです。
+----+--------+ | Id | Amount | +----+--------+ | 1 | 405.50 | | 2 | 23.05 | | 3 | 12.05 | | 4 | 125.23 | | 5 | 125.00 | | 6 | 126.00 | +----+--------+ 6 rows in set (0.00 sec)
ご覧のとおり、DECIMAL(5,2)の定義に合わせて、「405.50」「125.00」「126.00」のように末尾にゼロが付いた状態で格納されています。
TRIM() + 0 で末尾のゼロを削除する
それでは、いよいよ末尾のゼロを削除するクエリを実行します。
mysql> SELECT TRIM(Amount)+0 FROM removeTrailingZeroInDecimal;
実行結果:
+----------------+ | TRIM(Amount)+0 | +----------------+ | 405.5 | | 23.05 | | 12.05 | | 125.23 | | 125 | | 126 | +----------------+ 6 rows in set (0.00 sec)
出力結果を見ると、「405.50」は「405.5」、「125.00」は「125」、「126.00」は「126」となり、末尾の余分なゼロがきれいに削除されていることがわかります。一方で、「23.05」や「125.23」のように意味のある数字はそのまま保持されます。
仕組みの補足と注意点
- なぜ +0 が必要?
TRIM()関数は本来、文字列の前後の空白を除去するための関数です。引数が文字列として評価されると意図した結果にならないため、+0による暗黙の型変換で数値化し、MySQLの数値表現ルールによって末尾のゼロを除去しています。 - 元のデータは変更されない
この方法はあくまで取得時の表示を整形するものであり、テーブル内の元データは書き換えられません。データ自体を恒久的に更新したい場合は、UPDATE文と組み合わせて使用してください。 - 代替手段
CASTやFORMAT関数などでも似たような整形は可能ですが、小数点以下の有効桁だけを残したいケースでは、TRIM()+0が最もシンプルで確実な方法です。
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