MySQLのSELECTクエリで別テーブルに存在しない行を抽出する方法(NATURAL LEFT JOIN活用)
MySQLのSELECTクエリで別テーブルに存在しない行を抽出する方法
データベースの運用では、「片方のテーブルには存在するが、もう片方のテーブルには存在しないレコード」を抽出したい場面がよくあります。この記事では、2つのテーブルを作成し、NATURAL LEFT JOINを活用して差分の行を取得する方法を、実際のサンプルコードとともにわかりやすく解説します。
1. 最初のテーブルを作成する
まずは比較元となる最初のテーブルを作成します。
mysql> create table FirstTableDemo -> ( -> id int, -> name varchar(100) -> ); Query OK, 0 rows affected (0.48 sec)
続いて、最初のテーブルにレコードを挿入します。
mysql> insert into FirstTableDemo values(1,'Bob'),(2,'John'),(3,'Carol'); Query OK, 3 rows affected (0.13 sec) Records: 3 Duplicates: 0 Warnings: 0
すべてのレコードを表示して確認しましょう。
mysql> select *from FirstTableDemo;
以下が出力結果です。
+------+-------+ | id | name | +------+-------+ | 1 | Bob | | 2 | John | | 3 | Carol | +------+-------+ 3 rows in set (0.00 sec)
2. 2つ目のテーブルを作成する
次に、比較先となる2つ目のテーブルを作成します。
mysql> create table SecondTableDemo -> ( -> id int, -> name varchar(100) -> ); Query OK, 0 rows affected (0.62 sec)
2つ目のテーブルにもレコードを挿入します。ここでは意図的に「Carol」のレコードを含めていません。
mysql> insert into SecondTableDemo values(1,'Bob'),(2,'John'); Query OK, 2 rows affected (0.12 sec) Records: 2 Duplicates: 0 Warnings: 0
すべてのレコードを表示します。
mysql> select *from SecondTableDemo;
以下が出力結果です。
+------+------+ | id | name | +------+------+ | 1 | Bob | | 2 | John | +------+------+
3. NATURAL LEFT JOINで差分の行を抽出する
2つ目のテーブルに存在しない行を選択するための構文は以下の通りです。NATURAL LEFT JOINの結果、一致しない行は右側のカラムがNULLになるため、WHERE句でIS NULLを指定することで差分だけを取り出せます。
mysql> SELECT tbl1.*
-> FROM FirstTableDemo tbl1
-> NATURAL LEFT JOIN SecondTableDemo tbl2
-> where tbl2.name IS NULL;
以下が出力結果です。1つ目のテーブルには存在するが、2つ目のテーブルには存在しない行、つまり「Carol」だけが表示されました。
+------+-------+ | id | name | +------+-------+ | 3 | Carol | +------+-------+ 1 row in set (0.03 sec)
まとめ
NATURAL LEFT JOINとIS NULLを組み合わせることで、テーブル間の差分レコードを簡単に抽出できます。同様の処理はNOT INやNOT EXISTSを使っても実現できますが、カラム名が共通している場合はNATURAL LEFT JOINがシンプルで便利です。データ同期のチェックや整合性確認など、さまざまな場面で活用できるテクニックなので、ぜひ覚えておきましょう。
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