データマイニングにおけるEAIの実装形態とは?4つの方式を徹底解説
EAI(エンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション)とは
EAIは「Enterprise Application Integration(エンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション)」の略称です。企業のIT基盤を構成する人、ソフトウェア、プラットフォーム、データベースといった複数の要素を統合的に接続し、社内および企業間での安全なコラボレーションを実現するための手法です。
EAIソリューションを導入することで、組織は社内の業務プロセスだけでなく、ビジネスパートナーとの対外的なプロセスも統合できます。その結果、現在および将来のビジネス要件に柔軟に対応できる動的な環境が生まれ、真にグローバルな組織体制の構築が可能になります。
EAIの大きな特長は、ソフトウェアやデータ構造に大規模な変更を加えることなく、企業内のあらゆる接続済みアプリケーションやデータソース間で、情報と業務プロセスを自由に共有できる点にあります。互換性のない技術で個別に開発された多数のソフトウェアを、データがシームレスに流れる一つの全社規模システムへと統合します。
なぜEAIが必要なのか
一つの業務プロセスには、複数の組織単位間のやり取りが含まれます。つまり、業務プロセスの自動化を実現するには、組織内のさまざまなアプリケーションとの連携が不可欠なのです。
IT企業がソフトウェア統合を進める際に直面する最大の課題は、異なるドメイン、構造、技術の統合です。こうした課題を克服するには、綿密に計画されたEAIの手法とアーキテクチャが求められます。
EAIには主に2つの形態があります。1つ目は企業内部のソフトウェアを統合する「intra-EAI(社内EAI)」で、第一のビジネスニーズに対応します。2つ目はB2B統合に関わる「inter-EAI(企業間EAI)」で、第二のビジネスニーズに対応します。
EAIの主な実装形態
EAIには、以下の4つの代表的な実装形態があります。
1. データベース連携(Database Linking)
2つ以上のデータベースを接続し、一定の時点でデータベース間のデータ共有を行う、最も基本的な方式です。データを変換して重複データを管理することも、データをそのまま共有することも可能です。EAIの中では最も簡単かつ原始的な形式とされています。
2. アプリケーション連携(Application Linking)
データベース連携よりも高度な方式で、2つ以上のソフトウェア間でプロセスとデータの両方を統合します。業務プロセスがアプリケーション間で共有されるため、重複したプロセスが発生しないという大きなメリットがあります。
3. データウェアハウジング(Data Warehousing)
データベース連携に近い概念ですが、こちらは複数のデータソースから意味のある情報を集約し、組織内の意思決定を支援することを主な目的とします。複数のデータストアからデータを抽出・集計し、データマートやデータウェアハウスへ移行します。EAIを活用すれば、リアルタイムのデータウェアハウジングにも対応できます。
4. 共通仮想システム(Common Virtual System)
仮想システムとは、あるトランザクションに必要なデータが、そのデータの物理的な所在にかかわらずアクセス可能であることを意味します。EAIによって多様なシステムを統合すれば、それら全体があたかも一枚岩の統合ソフトウェアのように振る舞うようになります。
まとめ
EAIは、企業内に散在するアプリケーションやデータベースを統合し、業務プロセスの自動化と情報のシームレスな共有を実現するための重要な技術です。目的や規模に応じて、データベース連携から共通仮想システムまで、段階的に最適な実装形態を選択することが、統合プロジェクト成功の鍵となります。
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