シェルスクリプトでファイルパスを引用符で囲むべき理由――スペース1つがシステムを破壊する
ひどいプログラミングミスを集めたスレッドを偶然見かけたところ、衝撃的な実例を見つけました。
https://github.com/MrMEEE/bumblebee-Old-and-abbandoned/commit/a047be85247755cdbe0acce6f1dafc8beb84f2ac
このコミットには、次のような一行が含まれています。
rm -rf /foo-bar-usr /lib/nvidia-current/xorg/xorg
※安全のため、文字列に foo-bar- を追加しています。このまま実行しても問題の動作は発生しません。それでも、このコマンドがクリップボードにあるだけで不安になるほど危険なのです。
実行すると何が起こるのか?
/usr/ ディレクトリが丸ごと消去され、システムは事実上「文鎮化(ブリック)」してしまいます。原因は、たった一つの余分なスペースです。
/usr の直後にスペースがあるため、rm コマンドはこれを「削除すべき2つの別々のディレクトリ」と解釈します。タイプミスした1つのパスとしては認識されないのです。
もしパスが引用符で囲まれ、単一の引数として渡されていれば、この惨劇は起こらなかったはずです。
なぜ普段は引用符を省略されるのか
多くのコマンドラインの例では、引用符を付けるとスクリプトの意味が分かりにくくなったり、可読性が下がったりするため、あえて省略されることがあります。
しかし、コマンドラインで直接実行するのではなくスクリプトとして書く場合、そして特にユーザー入力を受け付ける場合(ユーザーが誤ってスペースを入力するかもしれません。決してユーザーを信用してはいけません)には、予防策としてファイルパスを引用符で囲むことを強くお勧めします。
自分のデータを失いたくないのは当然ですが、他人のデータを失うことはもっと避けなければなりません。
そしていつものように――ファイルとシステムのバックアップを定期的に取りましょう!こうしたミスはいつ紛れ込むかわかりません。しかも、そのミスが自分のものとは限らないのですから。
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