ポインタを使用してユーザーが入力した配列の種類(偶数・奇数・混在)を判定するCプログラム
問題概要
C言語で、ポインタを使用しながら、配列に格納された要素が「すべて偶数」「すべて奇数」「偶数と奇数の混在」のどのタイプに該当するのかを判定し、その結果を出力するプログラムの作成方法を解説します。
解決方法
まずユーザーに整数の配列を入力してもらい、その後プログラムが配列の種類を自動的に判定して画面に表示します。
- 例1: 入力「5 3 1」→ 出力「奇数の配列(Odd)」
- 例2: 入力「2 4 6 8」→ 出力「偶数の配列(Even)」
- 例3: 入力「1 2 3 4 5」→ 出力「混在の配列(Mixed)」
アルゴリズム
ポインタを使って、ユーザーが入力した配列の種類を判定するための手順は以下のとおりです。
- 実行時に配列のサイズを読み込む。
- 配列の各要素を入力する。
- ポインタ変数を宣言する。
- ポインタ変数を使って、配列のすべての要素が奇数かどうかを確認する。すべて奇数であれば「Odd」と出力する。
- 同様に、すべての要素が偶数かどうかを確認する。すべて偶数であれば「Even」と出力する。
- どちらにも当てはまらない場合は「Mixed」と出力する。
サンプルコード
以下が、ポインタを使用してユーザーが入力した配列の種類を判定するCプログラムの例です。
#include<stdio.h>
#include<stdlib.h>
int *createArray(int);
void readArray(int, int *);
void findType(int, int *);
int main(void){
int *a = NULL;
int n;
printf("Enter the size of array\n");
scanf("%d", &n);
printf("Enter the elements of array\n");
a = createArray(n);
readArray(n, a);
findType(n, a);
free(a);
return 0;
}
int *createArray(int n){
int *a;
a = (int *)malloc(n * sizeof(int));
return a;
}
void readArray(int n, int *a){
for(int i = 0; i < n; i++){
scanf("%d", (a + i));
}
}
void findType(int n, int *a){
int even = 0, odd = 0;
for(int i = 0; i < n; i++){
if(*(a + i) % 2 == 0){
even++;
} else {
odd++;
}
}
if(even == n){
printf("The array type is Even\n");
}
if(odd == n){
printf("The array type is Odd\n");
}
if(even != n && odd != n){
printf("The array type is Mixed\n");
}
}
コードのポイント
createArray()関数ではmalloc()を使って、入力された要素数分のint型メモリ領域を動的に確保し、その先頭アドレスを返しています。readArray()関数では、ポインタ演算(a + i)によって各要素のアドレスを計算し、そこへ直接値を読み込みます。findType()関数では、間接参照*(a + i)で各要素の値を取り出し、2で割った余りを調べることで偶数・奇数の個数をカウントし、配列全体のタイプを判定します。- 使用後のメモリは
free()で解放し、メモリリークを防いでいます。
実行結果
上記のプログラムをコンパイルして実行すると、次のような出力が得られます。
Enter the size of array 4 Enter the elements of array 12 14 16 18 The array type is Even
この例では、入力された4つの要素(12, 14, 16, 18)がすべて偶数であるため、プログラムは「Even(偶数の配列)」と正しく判定しています。もし入力がすべて奇数なら「Odd」、偶数と奇数が混ざっていれば「Mixed」と表示されます。
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