C#でReaderWriterLockを使う方法|基本の使い方と主要なプロパティ・メソッド
ReaderWriterLockとは
ReaderWriterLockは、リソースへのアクセスを同期化(スレッド間での排他制御)を行うためのクラスです。
Monitorが一度に1つのスレッドしかロックを許可しない「一つずつ」の方式であるのに対し、ReaderWriterLockは読み取り操作と書き込み操作を区別し、複数のスレッドによる同時読み取りを許可することで、より高いスループットを実現できます。この特性は、リソースの変更頻度が低く、読み取りが多いシナリオで特に効果を発揮します。
ReaderWriterLockの宣言方法
C#でReaderWriterLockを宣言する方法は以下のとおりです。
static ReaderWriterLock r = new ReaderWriterLock();
基本的な使用例
読み取りロックと書き込みロックを取得・解放する基本的な流れは次のようになります。
// 読み取りロックの取得
r.AcquireReaderLock(Timeout.Infinite);
try {
// リソースの読み取り処理
} finally {
r.ReleaseReaderLock();
}
// 書き込みロックの取得
r.AcquireWriterLock(Timeout.Infinite);
try {
// リソースの書き込み処理
} finally {
r.ReleaseWriterLock();
}
ロックの解放は必ずfinallyブロック内で行うことで、例外が発生してもロックが確実に解除されるようにしましょう。
ReaderWriterLockの主なプロパティ
| No. | プロパティと説明 |
|---|---|
| 1 | IsReaderLockHeld 現在のスレッドがリーダーロックを保持しているかどうかを示す値を取得します。 |
| 2 | IsWriterLockHeld 現在のスレッドがライターロックを保持しているかどうかを示す値を取得します。 |
| 3 | WriterSeqNum 現在のシーケンス番号を取得します。 |
ReaderWriterLockの主なメソッド
| No. | メソッドと説明 |
|---|---|
| 1 | AcquireReaderLock(TimeSpan) TimeSpan値をタイムアウトとして指定して、リーダーロックを取得します。 |
| 2 | AcquireWriterLock(TimeSpan) TimeSpan値をタイムアウトとして指定して、ライターロックを取得します。 |
| 3 | Equals(Object) 指定したオブジェクトが現在のオブジェクトと等しいかどうかを判断します。(Objectから継承) |
| 4 | GetHashCode() 既定のハッシュ関数として機能します。 |
| 5 | GetType() 現在のインスタンスの型を取得します。 |
| 6 | ReleaseReaderLock() ロックカウントをデクリメント(減算)します。 |
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