C#のAll()メソッドとは?使い方とサンプルコードをわかりやすく解説
All()メソッドは、LINQに用意されている便利な拡張メソッドの一つで、コレクション内のすべての要素が指定した条件を満たしているかどうかをチェックし、結果をブール値(bool)として返します。
判定ルールはシンプルです。すべての要素が条件を満たしていれば True を返しますが、1つでも条件を満たさない要素が存在する場合は False を返します。
All()メソッドの基本的な使い方
まず、次のような整数型の配列を用意してみましょう。
int[] arr = {10, 15, 20};この配列に対してAll()メソッドを使い、「すべての要素が5より大きいかどうか」を確認してみます。
arr.AsQueryable().All(val => val > 5);
ここで AsQueryable() を呼び出すことで、配列をクエリ可能な形式に変換し、その上でAll()メソッドを実行しています。ラムダ式 val => val > 5 が各要素に適用される判定条件となります。
サンプルコード
実際にプログラム全体で動作を確認してみましょう。
using System;
using System.Linq;
class Demo {
static void Main() {
int[] arr = {10, 15, 20};
// 配列の全要素が5より大きいかどうかをチェック
bool res = arr.AsQueryable().All(val => val > 5);
Console.WriteLine(res);
}
}実行結果
True
実行結果の解説
この例では、配列の要素は 10、15、20 の3つで、いずれも5より大きいため、All()メソッドは True を返します。
もし配列に例えば 3 のような5以下の値が含まれていた場合、1つの要素でも条件を満たさなければ全体の判定が False になる点に注意してください。これは「すべて(All)」という名前の通り、全要素が条件を満たすことが求められるためです。
まとめ
- All()メソッドは、コレクション内の全要素が条件を満たすかを判定する
- 戻り値は
bool型(True / False) - 1つでも条件外の要素があれば即座に False を返す
データの妥当性チェックやバリデーション処理などで活用できるため、ぜひ覚えておきたいLINQメソッドです。
-
C#のGroupBy()メソッドとは?要素をグループ化する使い方を解説
GroupBy()メソッドとはC#のGroupBy()は、System.Linq名前空間に用意されている拡張メソッドの一つです。指定したキー値に基づいてコレクション内の要素をグループ化し、その結果をIEnumerable<IGrouping<TKey, TElement>>として返します。各グループにはKeyプロパティが割り当てられ、同じキーを持つ要素がひとつのまとまりとして扱われます。サンプルコードまず、次のような整数型の配列を用意します。int[] arr = { 2, 30, 45, 60, 70 };この配列に対してGroupBy()を使い、「50以下の要素」と
-
C#のCompareTo()メソッドの使い方を解説
C#では、2つの値を比較する際にCompareTo()メソッドを使用します。このメソッドは、呼び出し元の値と引数で渡した値を比較し、その大小関係を整数値として返します。CompareTo()メソッドの戻り値CompareTo()メソッドの戻り値は以下の3パターンです。0 = 両方の値が等しい場合1 = 呼び出し元の値が引数の値より大きい場合(第2の数値が小さい)-1 = 呼び出し元の値が引数の値より小さい場合(第1の数値が小さい)CompareTo()メソッドの実装例それでは、C#でCompareTo()メソッドを実装するサンプルコードを見てみましょう。ここでは、同じ値を持つ2つのint型変数