C#で文字列からXDocumentにXMLデータを読み込む方法
XMLは自己記述型の言語であり、データそのものに加えて、その情報が何を意味するのかを識別するためのルールも併せて提供します。HTMLと同様に、XMLはSGML(Standard Generalized Markup Language:標準汎用マークアップ言語)のサブセットです。
XDocumentクラスには、有効なXMLドキュメントとして成立させるために必要な情報が格納されます。具体的には、XML宣言、処理命令、コメントなどが含まれます。
XDocumentを使うべきケースとは?
注意すべき点として、XDocumentクラスが提供する特定の機能が必要な場合にのみXDocumentオブジェクトを作成すれば十分です。多くの場面ではXElementを直接扱うことができ、こちらの方がよりシンプルなプログラミングモデルになります。
XDocumentはXContainerクラスから派生しているため、子ノードを持つことが可能です。ただし、XDocumentオブジェクトが持てる子XElementノードは1つだけという制限があります。これは、「XMLドキュメント内にはルート要素が1つしか存在できない」というXML標準の仕様を反映した設計です。XDocumentは System.Xml.Linq 名前空間で利用できます。
例1:文字列からXDocumentを生成する
まずは、XML形式の文字列をXDocumentとして読み込むケースを見てみましょう。XDocument.Parse() メソッドを使用します。
<Departments>
<Department>Account</Department>
<Department>Sales</Department>
<Department>Pre-Sales</Department>
<Department>Marketing</Department>
</Departments>
using System;
using System.Xml.Linq;
namespace DemoApplication{
public class Program{
public static void Main(){
string xmlString = @"<Departments>
<Department>Account</Department>
<Department>Sales</Department>
<Department>Pre-Sales</Department>
<Department>Marketing</Department>
</Departments>";
XDocument xml = XDocument.Parse(xmlString);
Console.ReadLine();
}
}
}
例2:XMLファイルからXDocumentを読み込む
同様に、XMLを含むファイルからXDocumentを生成したい場合は、XDocument.Load(path) メソッドを使用します。
using System;
using System.Xml.Linq;
namespace DemoApplication{
public class Program{
public static void Main(){
string xmlPath = @"D:\DemoXml.txt";
XDocument xml = XDocument.Load(xmlPath);
Console.ReadLine();
}
}
}
実行結果
上記のどちらの方法でも、XML文字列(またはファイル)の内容は以下のようにXDocumentオブジェクトへ変換されます。

まとめ
C#でXMLデータを扱う際は、メモリ上の文字列から変換する場合は XDocument.Parse()、ファイルから読み込む場合は XDocument.Load() を使うのが基本です。ルート要素が1つしか持てない点など、XDocumentの特性を理解しておくことで、LINQ to XMLを活用した柔軟なXML操作が可能になります。
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