HTML Window moveBy()メソッドの使い方をわかりやすく解説
HTMLのWindow moveBy()メソッドは、開いているウィンドウを現在の位置から相対的に移動させるためのメソッドです。指定したピクセル数だけ、ウィンドウを水平・垂直方向にずらすことができます。
構文
moveBy()メソッドの基本的な構文は以下のとおりです。
window.moveBy(x,y)
引数の意味は次のとおりです。
- x:ウィンドウを水平方向(横)に移動させる距離(ピクセル単位)。正の値で右へ、負の値で左へ移動します。
- y:ウィンドウを垂直方向(縦)に移動させる距離(ピクセル単位)。正の値で下へ、負の値で上へ移動します。
moveBy()とmoveTo()の違い
似たメソッドにwindow.moveTo()がありますが、両者には明確な違いがあります。moveTo()が画面上の絶対座標を基準に移動するのに対し、moveBy()は現在位置を基準とした相対的な移動を行います。この違いを理解しておくと、用途に応じて使い分けやすくなります。
使用例
ここでは、ボタンをクリックすると新しいウィンドウを作成し、そのウィンドウをmoveBy()メソッドで移動させるサンプルコードを紹介します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<style>
body {
color: #000;
height: 100vh;
background-color: #8BC6EC;
background-image: linear-gradient(135deg, #8BC6EC 0%, #9599E2 100%) no-repeat;
text-align: center;
}
.btn {
background: #db133a;
border: none;
height: 2rem;
border-radius: 2px;
width: 40%;
display: block;
color: #fff;
outline: none;
cursor: pointer;
margin: 1rem auto;
}
</style>
<body>
<h1>HTML Window moveBy() Method Demo</h1>
<button onclick="create()" class="btn">Create new window and then move it</button>
<script>
function create(){
var newWindow = window.open('', '', 'width=150,height=150');
newWindow.moveBy(550, 200);
}
</script>
</body>
</html>実行結果

ページ上の「Create new window and then move it」ボタンをクリックすると、幅150px×高さ150pxの新しいウィンドウが生成され、続けてmoveBy(550, 200)によって現在位置から右へ550ピクセル、下へ200ピクセル移動します。

注意点
モダンブラウザでは、セキュリティやユーザビリティの観点から、スクリプトによるウィンドウ移動が制限される場合があります。特にポップアップブロックが有効な環境では、window.open()自体がブロックされることがあるため、実際の開発ではユーザーの操作(クリックなど)を起点に呼び出すことをおすすめします。
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