Flutterとは何か?2020年に学ぶべき理由を徹底解説
近年、モバイルアプリケーションの人気はますます高まっており、それに伴い開発者向けのツールも数多く登場しています。その中でも、ここ最近特に注目を集めているのがGoogle製のフレームワーク「Flutter」です。本記事では、Flutterの基本概要から、2020年に学ぶ価値のある理由までを詳しく解説します。
Flutterとは?
Flutterは、Googleが2017年5月にリリースした無料のオープンソース・モバイルUIフレームワークです。最大の特徴は、たった1つのコードベースでネイティブアプリを作成できるという点です。つまり、1つのプログラミング言語と1つのコードベースを使って、iOSとAndroid向けの2つの異なるアプリを同時に開発できるのです。
Flutterは主に2つの重要な要素で構成されています。
- SDK(Software Development Kit):アプリ開発を支援するツール群。コードをiOS・Android用のネイティブマシンコードへコンパイルするツールなどが含まれます。
- Framework(ウィジェットベースのUIライブラリ):ボタン、テキスト入力欄、スライダーなど、再利用可能なUI要素のコレクション。自分のニーズに合わせて自由にカスタマイズできます。
開発言語はDart
Flutterでの開発には「Dart」というプログラミング言語を使用します。DartはGoogleが2011年10月に発表した言語で、ここ数年で大きく進化を遂げました。フロントエンド開発に特化しており、モバイルアプリだけでなくWebアプリの作成にも利用できます。
型付きのオブジェクト指向言語であり、構文はJavaScriptと似ているため、プログラミング経験者であれば比較的スムーズに習得できるでしょう。
「Flutterは、単一のコードベースからモバイル、Web、デスクトップ向けの美しくネイティブコンパイルされたアプリケーションを構築するための、GoogleのUIツールキットです。」 – Google(flutter.dev)
Flutterを学ぶべき理由
ここからは、筆者がFlutterを気に入っている理由と、来年以降も使いたいと考えている理由を具体的なフィードバックとともに紹介します。

学習・使用がシンプル
Flutterはモダンなフレームワークで、その使いやすさを実感できます。Java、Swift、React Nativeなどの経験があれば、Flutterとの違いにきっと驚くはずです。
筆者自身、Flutterを使い始める前はモバイルアプリ開発が好きではありませんでした。しかしFlutterなら、少ないコード量で本物のネイティブアプリを作成できる点が大きな魅力です。
高速コンパイルで生産性最大化
Flutterの強力な機能のひとつがHot Reload(ホットリロード)です。コードを変更して保存すると、わずかな時間でアプリに変更が反映され、結果をリアルタイムで確認できます。
大規模な変更ではアプリの再読み込みが必要になりますが、デザイン調整など要素のサイズ変更程度であれば、リアルタイムで反映されるため、開発効率が大幅に向上します。
スタートアップのMVP開発に最適
投資家にできるだけ早くプロダクトを見せたい場合、Flutterは最適な選択肢です。MVP(実証可能な最小限の製品)開発にFlutterをおすすめする理由は以下の4つです。
- iOS用とAndroid用の2つのアプリを作成・保守する必要がないため、開発コストを大幅に削減できる
- 開発者1名だけでもMVPを作成できる
- パフォーマンスが高い – ネイティブアプリとFlutterアプリの違いはほとんど感じられない
- UIが美しい – 提供されているウィジェットを活用・カスタマイズして、顧客にとって価値のあるUIを簡単に構築できる

充実したドキュメント
新しい技術にとって良質なドキュメントの存在は非常に重要ですが、必ずしも整備されているとは限りません。その点、Flutterの公式ドキュメントは非常に充実しており、基本的なユースケースごとにわかりやすいサンプルコードが豊富に用意されています。
筆者もウィジェットで問題に直面するたびにドキュメントを確認しましたが、これまで答えが見つからなかったことは一度もありません。

拡大を続けるコミュニティ
Flutterには活発なコミュニティがあり、その成長はまだ始まったばかりです。技術選定において、多くの支持者を持つ将来性のある技術であることは大きな安心材料になります。
Flutterを使い始めた当初、筆者が真っ先に行ったのはコミュニティ探しでしたが、驚くほど多くの情報交換の場が存在していました。ここで日々チェックしているおすすめのコミュニティをいくつか紹介します。
- Flutter Awesome:優れたFlutterライブラリやツールを厳選して紹介するサイト。毎日、サンプルコード、アプリテンプレート、アドバイスなどのコンテンツが公開されています。
- Awesome Flutter:GitHub上のリポジトリ(Flutter Awesomeと連携)。記事、動画、コンポーネント、ユーティリティなどのリストがまとめられています。
- It's all widgets!:Flutterで構築されたアプリの公開リスト。
- Flutter Community:記事やチュートリアルなどを読めるMediumの出版物。
Android StudioとVS Codeに対応
Flutterは複数のIDEで利用可能です。主要な開発環境はAndroid Studio(IntelliJ)とVS Codeの2つです。
Android Studioは必要な機能がすべて統合されたオールインワンのソフトウェアで、FlutterとDartのプラグインをダウンロードすればすぐに開発を始められます。VS Codeは軽量なエディタで、マーケットプレイスのプラグインを通じて自由にカスタマイズできます。
筆者は設定の手間が少ないAndroid Studioを使用していますが、どちらを選ぶかは完全に自由です。自分に合ったIDEを選びましょう。
おまけ:フリーランス視点での魅力
フリーランスとしての仕事を始めたい方にも、Flutterはおすすめです。2020年にはこの技術が爆発的に普及すると予想されており、それに伴いFlutterを扱える開発者の需要も急増すると考えられます。
実際、フランス最大級のフリーランスプラットフォーム「Malt」が発表した今年のテックトレンドによると、Flutterの案件数は2018年から2019年の間に+303%増加しました。

まとめ
いかがでしたか?Flutterについて興味を持てましたら幸いです。来年こそはFlutterの学習を始めてみてはどうでしょうか。
この記事が役に立ったと感じたら、ぜひ周りの方にもシェアしてください。Web開発や自己啓発に関する情報をさらに知りたい方は、SNSでのフォローもおすすめします。
-
iPhoneの名前を変更する方法と、変更すべき理由を徹底解説
新しいiPhoneには、デフォルトであなたの本名が含まれた名前が自動的に付けられています。Apple IDの登録や初期設定時にペンネームなどを使用していない限り、iPhoneの名前にも本名がそのまま表示されることになります。この記事では、iPhoneの名前を変更する具体的な手順を詳しく解説します。さらに、iPhoneに接続したBluetoothアクセサリの名前を変更する方法や、画面が正常に動作しない場合でも名前を変更できるテクニックもご紹介します。iPhoneの名前を変更すべき理由iPhoneのデフォルト名には本名が含まれているため、AirDrop経由でプライバシーが漏洩するリスクがあります。
-
iPhoneのWi-Fiアシストとは?知っておきたい仕組みと無効化の手順
Wi-Fiアシストは、Wi-Fiの電波が弱くなりインターネット接続が不安定になったときに、自動的にモバイルデータ通信へ切り替えてくれるiPhoneの便利な機能です。動画の視聴中やビデオ通話中でも接続が途切れにくくなり、ストリーミングをスムーズに継続できるのが特徴です。 Wi-Fiアシストを無効にしたほうがよい理由 一方で、この機能には注意点もあります。Wi-Fiの信号が弱いと判断されると、ユーザーが気づかないうちにモバイルデータ通信を消費してしまうことがあるのです。その結果、月間のデータ容量を超過したり、請求書に予想外の高額な通信料が載ったりする可能性があります。 特に、モバイルデータの料金が